2017年5月29日月曜日
結局真っ直ぐ飛べばいいんですか?
Question
トップからすぐに手首を返して打つ打法?的な物をネットで見かけました。
ボディーターンとか一切しないようですが、
結局打ちやすくてまっすぐ飛べばなんでもいいってことですかね?
Answer
恐らく前倒し打法の事を言われているのだと思います。
色々な打法があり、それぞれにメリットデメリットがありますが
前倒し打法は力のある人にはメリットかと思います。
トップからヘッドを先に落としてくるような打ち方なのですが
これはレイトヒティングの技術と正反対の動きで打つ打法です。
飛距離を最優先するのか、方向を最優先するのか
あるいは難易度の低さか、短い定着期間を最優先するのかなど
人それぞれに打法の理想が違います。
これは打法は自分の価値観で決めれば良いという
民主主義的かつ公平な思想が根底にあります。
(これが許されないのが縦割り社会で、打法や好みを
下に押し付ける人が日本をダメにしているのです)
結局、打法は何でも良いと言われるのは、このような
価値観の違う人達に自由に選択する権利があり、誰もそれを
とやかく言う問題ではないという考え方からの発想です。
したがって、このような欧米的な考え方からお答えすれば
何でも良いということになります。
まず、目的や目標が違うことが選択の一項目になります。
ゴルフの目的とは様々です。
ゲームとしてプレーする人、競技として戦う人、スポーツとして
運動を目的とする人、親睦目的、ゴルコン、接待、気分転換など
人によって複数だったりと色々な目的があります。
ここで、ご自身の目的と合った人達とプレーすることが理想ですが
同伴者の目的に応じて、色々な楽しみ方ができるのもゴルフです。
世界のトップツアープロ達は最高の技術を追求しています。
飛距離も最大級、方向性もかなり追求するのですが
難易度はとても高く、定着期間も長いなど
時間と労力を最大に使った方法によって頂点を目指しています。
ところが、アマチュアの中高年がこれからゴルフをするとなると
同じ打法で完成させるのは非常に困難です。
目的や目標が違うだけではなく、体力や体の柔らかさも違うからです。
まして、毎日8時間20年間も練習する事はできません。
したがって、その人に合った打法、これは自分の好きな勝手な我流打法
という事ではなく、難易度は低いが効率の良い打法を習得し
体に優しく早く完成できるようにすることが最優先となるでしょう。
それぞれの打法のメリット、デメリットを良く検証し、理解した上で
選択する必要があるかと思います。
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