2017年6月19日月曜日

トップを作るのは腕?それとも体?


Question

アイアンのトップの位置がすぐ低くなります。
アイアンとは腕であげるのでしょうか?
それとも体を捻ってトップを作るのでしょうか?


Answer

答えは両方です。
体は横回転で捻り、腕は上下運動で上げるのです。
トップの位置が低いのは腕が上がっていないということです。

まず体は腕なしでトップの形ができなければなりません。
両腕を交差して両胸に当ててスタンスし、体だけでテイクバックし
回転してフィニッシュの位置まで回転させてください。

手がないとこの動きができない人は力を入れる場所が違います。
そして、今度は両腕を胸の前で組んで上下してみてください。
おへその位置から肩の上までです。
恐らく30cmくらいの上下になるかと思います。

前傾を30度くら傾け、正面を向いたまま
両腕を伸ばしてグリップした形で30cmほど上げます。
この両方の運動を同時に行ったのがテイクバックです。

左腕は左肩で飛球線上後方に押し切り、右腕は右肘をできるだけ動かさずに
オカモチの形にしながら軽く引き上げます。

この両方の腕の力によって両腕を一緒に上げた時と同じ動作をします。
すると、腕の力はほとんど使わず、回転は胴回りの筋肉で
回していることがわかります。

テイクバックでシャフトが水平になる位置は
チェックポイントの1のポジションです。
ここで両手首の角度をトップでの形にして固定し、
そのままの形でトップまで持っていきます。

この際に飛球線上後方のグリップの位置にカメラを置くと
1のポジションで手とヘッドが重なるところをひとつの基準にします。

オーソドックス打法ではアップライトだったので、ヘッドが手の上を通って
右耳と右肩の間に上げていたのですが、今の主流はクラシカル時代に戻り
グリップが肩の真上に上がっています。

この時に肩のライン、腕、そしてシャフトが一面になる形が理想で
肩まで上げた9時の位置をチェックポイントの2とします。

2ではグリップの高さは最低肩よりも上になります。
肩と同じか低い位置は軌道がフラット過ぎてトップが出易くなりますので
PWは後方から見て完全に手が肩の上に位置するところを基準とします。

そして、番手が長くなったら、そこから右腕だけ曲げて
頭の後ろに持っていきます。
意識的には真後ろ辺りがDRだと思ってください。

テイクバックはチェックポジションが2ヶ所あり、
その2点を通る軌道に常に戻す作業をします。
これが調整練習です。
エアーでの立ち上げ練習やウォーミングアップに使ってください。


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