2017年6月2日金曜日

トップでのクロスを治したい


Question

トップがどうしてもクロスシャフトしてしまいます。
右ひじの使い方だということは理解しているのですが、癖が治りません。
これをやれば必ず治る的なドリルはありますでしょうか?
教えていただければ、必死にやります!

ちなみにスコアは85前後です。


Answer

平均スコアが85となると、70台も出せる
中級クラスの方だと思います。
これからバーディーを取りに行く内容のゴルフに
変えて行く時期に突入したのだと思います。

トップがクロスになるそうですが、スコアには一切関係ありません。
用は再現性ですので、毎回同じ所に上がって安定さえすれば
それで60台も出るのです。

しかし、見た目が古いとかフックが止まらないなどの理由で
むしろレイドオフ気味にしたいというのだと思います。

世界のトップ選手達がレイドオフ打法を取り入れて来ていますので
非常に新しく新鮮に見えるものです。
ただ、クロスでもレイドオフでもないスクエアな位置が
一番無難で安全かと思います。

さて、クロスの原因はというと、まず軌道がアップライトになっていたり
左手首が甲側に曲がっていたり、フライングエルボーなどが原因です。
(フライングエルボーは矯正器具で治ります)

しかも、DRではトップでシャフトが水平を超えている
いわゆるオーバースイングになっているケースです。

レイドオフに矯正すれば、恐らくスクエアになるかと思いますので
まずはレイドオフ打法の形を参考にすると良いでしょう。

テイクバックはフラットでもアップライトでもないスクエア軌道に上げ
左手首は軽く山にして(ボールドリスト)右肘をマックスに内側に入れます。
また、右手首はマックスに甲側に曲げることで両手首の形を固定します。

これだけで恐らくレイドオフになるかと思いますが、
要はトップでの左手首の角度と左腕のローテーション度です。

そしてオーバースイングを修正します。
これは腰を回し過ぎ、右肘を曲げ過ぎなどが原因です。
腰を止めて上半身だけ回すようにすると、トップが浅くなります。
また、両腕と胸でできる三角形をトップでもつぶさない事です。

そして、左手首の形状です。
手首を山にするのですが、これはアドレス時は甲側に曲がっています。
それをトップに着くまでに山にする練習です。

そして、ローテーション度合いを調整します。
腕とシャフトが一面になるような角度にする練習です。

この3つが定着するまでテイクバックの反復です。
どんな動きも1万回繰り返す覚悟で取り組むことです。
10回に一回できても意味がありません。

すべての動きは100回やって100回とも完璧になるまで
フォームを作り上げることが大切です。
その上にタイミングを合わせ、方向を調整し、ミート率を上げ
精度を上げて、毎回同じ球が打てるようになるまで練習です。

まずは形ができていない白紙の状態ですので、ここで
そこまでの練習ができないと思われたらいじらないことです。
これでミスなく打つことも出来ますので、
どこまで練習する覚悟があるかどうかによって選択してください。

ご自身のフォームや打法に不満が出てくる時期かと思いますが
特に酷いスイングでない限り、あまり改造しない事も大切です。
こんなスイングならやらない方が良いと思うのでしたら
思い切って改造してください。
その代わり、3年ほどは元のスコアに戻らない物だと覚悟が必要です。
それでも改造したいのでしたら、徹底的に迷わずに行うことです。

プロでもシード権が手に入ったら、もうスイングはほとんど変えません。
それを無理して改造して9割以上の人が脱落しています。

アマチュアは仕事の合間に練習ですので、いくら好きでも
相当な覚悟の上に改造することです。
大会で60台を出したいのに、飛距離が220Yしかないとか
致命傷的な欠点があるのでしたら、思い切って打法自体を入れ替える
くらいの大改造をすると良いでしょう。



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