Question
フォローで左の肘が開くのは腰を回せば改善しますか?
Answer
恐らくフォローで左の肘が引けて、持ち上げるような形になることを
意味されているのかと解釈します。
ジョーダンスピースやウエストウッドなどの超一流選手でも
左の脇が開いて、肘が曲がったままフォローに至る選手も少なくありません。
この左脇を空けて肘を曲げてのフォローは、寄せなどのピッチショットでは
ごく普通に行われています。
これはフェイスを返さずに、正確に目標方向に打ち出すための
方向出しとしての技なのです。
ところが、フルスイングでこれをすると良くないという説が一般的で
ほとんどの人は左脇を締めてフォローを出すために、治せという指導もあります。
脇を締めた場合は手の軌道がブレ難いのですが、フェイスローテーションは
フェイスを返さない打ち方の方が正確です。
これはスピースの優勝以来、アメリカでも論争になっているのですが
どちらにもメリットあり、デメリットありで甲乙が付け難い完成度の問題です。
ただ、脇が開くのは腰の回転とはほぼ関係ありません。
腰を回さずにフォローを取っても、脇を開けたり締めたりする事ができます。
腰はもともと先行して回転していなければなりません。
体はムチのように、ヘッドに遠い部位から動き、最後にヘッドが
ムチの先端のように、しなりと張で動くのです。
腰はその途中で、下からの動きを伝達したり、パワーを出す部位ですので
しっかりと開いて、その力で肩を回す事になります。
腰は開こうがそのままだろうが、左の脇や肘の動きとは
直接的な関連性はありません。
どちらも、別物として修正されるべきであると考えます。
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