2017年7月21日金曜日

アウトイン軌道を治したい


Question

ゴルフ歴一年の者です。
アウトサイドインが酷く、インサイドインを意識して
クラブを真下に下ろすようにダウンスイングをするとダフってしまいます。

アウトサイドインを矯正する練習法や解決策等教えて下さい。


Answer

アウトイン軌道になるとフェイドになります。
これは治す人とそのままの人がいます。

フェイドもあまり酷いと林のコースではFW左の木から
右の木まで曲がってしまう事もあり、あまり酷い人は
治す必要があります。

さて、このアウトイン軌道はどうしてなるかです。
これは肩が先に回ってしまい、手を下ろすのが遅いからです。
本来は先に手を下ろし始めてから回転です。
これはバンプ、ダンプ、ターンというダウンスイング動作の基本です。
バンプは体重移動、ダンプは引き落とし、そしてターンで回転です。

もちろんその順序で回るのではなく、それぞれの始動が
この順序にならないとインパクトがスクエアにならないということです。

インパクトがスクエアとは、打つ瞬間に肩のラインが目標を向いていることです。
体の正面で球を捉えるとか表現をするようですが、
肩が先回りしても打てるので、あまりうるさく言わない事があり
むしろ、腰が45度で肩が20度開いているような形を奨励しているコーチ
などもアメリカにいるくらいです。
ただ、あまり肩の回転が先行すると効率が悪くなります。

さて、これを治すにはどうするのでしょうか?
それは基本通りにまず切り返しでは後方を向いたまま体重移動を開始し、
まだ後ろを向いたまま手を落とし始めて、腰の位置に来てから
体と共に回転すると言うくらいのタイミングを習得します。

手を真下に落とすというのはイメージであって、実際には
左腰の横に斜めに落とします。
これは回転と落下が同時に行われると、真下に落としても
回転しているので結局斜めになるということですが、
最初から左に下ろして来ると肩が回ってしまうので、
最初は肩をそのままにして引き落としが先で、直後に肩を回すための
ひとつの表現で真下という場合もあります。

また、インサイドインのオーソドックス打法においては、右肘を
お腹の前に入れず、右腰の外側に密着させるので
真下に落としているような動きにも見える事があります。


ダウンスイングで右肘をお腹の前の懐に入れながら、
右の肘を左の肘に近づけるような動きで下ろすと、ローテーションをせず
リリースのタイミングを遅らせて、レイトヒティング度が上がります。
また、肘をお臍があった場所まで落としてくると、軌道円が目標方向に移動し
フェアウェーウッドでもダフらずに打つことができるようになります。

この際に、ヘッドをできるだけ自分の後ろに残し、
腰の位置に来るまでヘッドを自分の前に持って来ないようにすると
ヘッドはインサイドから入ることになるのですが、
同時に肩の開きも抑える事になります。

手がスクエアに軌道を作っていても、ヘッドだけアウトインになることがあります。
この場合にも同じようにヘッドをできるだけ自分の後ろに残し、
手は斜め下に引き落としながら、シャフトが体にぶつかるほど落として来てから
リリースを開始します。

これによってドローになることもありますが、ヘッドが走るので
フォローでどの角度に押し込むかによって、ストレート球に調整することができます。
質問者さんはインサイドインにしたいとの事ですので、
手の軌道は上空から見て7時から入り、11時に抜ける軌道となります。
ただ、意識としてはヘッドは6時から12時に抜くイメージにします。

曲がり球は縦と横のタイミングです。
横(回転)が先で縦が後だとアウトインになり、その逆だとインアウトになりますので
そのちょうど中間に調整する事が基本となります。




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