2017年7月20日木曜日
アイアンの引っ掛け
Question
アイアンで、引っかけがよく出るのですが、どうしたら直りますか?
Answer
アイアンの引っ掛けの原因はいろいろとあります。
その一つ一つを検証し、原因を特定して改善する必要があります。
超初心者の場合にはまだ芯に当たる確率が少ないので
ヒール側に当たっていたり、ダフッて先にマットに当たって
フェイスが左を向いてしまい、左に引っ掛けるということがあります。
ほとんどが、いわゆるチョロと言われるような低く短い引っ掛けです。
これは前傾角度が足りない、球との距離が合っていない、トップの位置
などが違っていたりの基礎がまだ身についていない事などが原因です。
芯に当たりながら左に引っ掛ける場合、一番多いのはトップの深さです。
アイアンはPWで約60度、ロングアイアンでも45度程度に
シャフトが上がる深さにトップを持っていきます。
これは正面から見て、シャフトの角度が水平に対して60度ですので
三角定規の鈍角の角度で見慣れていますので、分かり易いと思います。
また、45度は垂直線と水平線のちょうど半分の真ん中です。
動画に撮れば一目瞭然です。
ほとんとの初心者はPWでも水平まで上げてしまい、それが原因で
引っ掛けになる事があり、そのまま真っ直ぐに打つ練習をしていると
今度は長いクラブを持った時に右にプッシュしたりスライスになります。
次に体の位置です。
インパクトで体勢が右に残っていると左に引っ掛けます。
スイングは基本的に体重が切り替えしで左に移動し始めますので
体勢も左に傾き始めます。
したがって、この体の移動がないとヘッドが先に回ってしまい
手の位置が手前のままハンドレイトで打つ事になるのが原因です。
これを修正するには体重移動です。
そして、いがいに分かり難いのがフェイスの向きです。
最初から左に向いて握っている人もいますので、ソールした時に
フェイスが目標を向いているかどうかを確認してください。
また、グリップがストロングの場合も同じように引っ掛けます。
基本は両手とも同じですが、親指と人差し指でできるVの字が
右の耳を指している握り方です。
そして、左の親指は自分から見てグリップの真上です。
まれですが、クラブのウエイトバランスが軽い場合にも
同じように左に出ることがありますが、男性ならD2、女性でも
C5程度あれば真っ直ぐに出るはずです。
シャフトを切った場合には、1インチで6ポイント軽くなりますので
その分だけ鉛を貼ると戻ります。
そして、最初から左を向いてアドレスしている場合もあります。
自分では気がつかないのですが、練習場のマットの線に合わせている
積もりをしていてもズレている場合があり、コースでは真っ直ぐには
ほとんどの人が立てません。
一度スタンスをしてからクラブを両足のつま先に合わせて置き、後ろに回って
目標方向とシャフトの方向があっているかどうかを確認すると良いでしょう。
微妙な引っ掛けは体の形やトウが上がったまま、いわゆる
ライ角が合っていない場合に起こります。
インパクトでソールが平均して地面に接していなければなりません。
これは150Y先のグリーンの右か左か程度の引っ掛けですので
中級以上のゴルファーに良くあることです。
また、軌道がアウトインになっていて、
フェイスが閉じすぎている場合も引っ掛けになります。
初心者の場合には肩が先に回ってしまい、軌道がアウトから入って
フォローで引っ張るインになることが多く、フェイスがスクエアで当たっていれば
その場合はフェイドとなって、中央に戻って来るのですが、
フェイスが閉まり過ぎている場合にはそのまま真っ直ぐ左に行くことになります。
そして、インパクトの体の形によっても方向が変わります。
また、タイミングによっても方向はズレます。
あるいは、軌道円の頂点を過ぎた位置に球があっても左に出ますので
球の位置も所定の場所にしっかりと置くことが大切です。
これらの一つ一つをつぶしていく作業が必要です。
判る人に診てもらうのが一番早いのですが、
ご自身で撮影しながらの練習も大切です。
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