2017年7月5日水曜日

ヘッドが全く走っていない?


Question

ゴルフ歴半年、29歳男性です。
身長173cm、体重69キロで体格は割とがっしりしているのですが、
先日ヘッドスピードを測ると42しかありませんでした。

周りのシングルの先輩方から振る力はあるのに
ヘッドが全く走っていないと指摘されます。

ヘッドが走るようになればヘッドスピードも自ずと上がるものでしょうか?


Answer

上乗せ器で42なら、恐らく35~37程度かも知れません。
となると若い男性にしてはちょっと遅いですね。

ヘッドが全く走っていないと言われるからには
効率の悪い振り方をしているのだと思います。

ヘッドが走る、走らないという表現は何を意味するかです。
それは手の速度とヘッドの速度との差です。

コックも使わず、ローテーションもせずにパターのように
打ったとします。
すると、どうでしょう?

手の速度とヘッドの速度はあまり変わりません。
これがヘッドが最も走っていない状態です。

腕の延長上にヘッドが常にあって、腕とシャフトが
一直線になっていると、ヘッドは遠い分だけ速度はありますが
それが限界なのです。

ゴルフはこれにコックとローテーションを入れて
その差をいかに大きくするかが勝負です。
ただ、闇雲に入れれば良いという物でもありません。

飛距離を出すにはこの差を大きくすることが一つの技術で
手の速度はゆったりなのですが、ヘッドの速度が上がると
ヘッドが走っていると表現されるのです。

質問者さんは恐らくこの差が小さく、手の速度はとても速いのですが
ヘッドの速度はさほどではないと判断されたのでしょう。

一生懸命に目いっぱいの力で振っている人がいますが
ヘッドが走っていないためにHSは遅く、非常に効率の悪い
振り方をしているように見えるのです。

この差を大きくするにはどうするのでしょうか?
それはできるだけコックを解かない、できるだけローテーションをせず
ギリギリまで待って一気に解放するという、レイトヒティングという
飛ばしの技術を習得する事です。

コックを解くアンコックと、ローテーションの動作の両方を
リリースといいます。
これは解放という意味で、コックやローテーションで捻じった物を
元に戻すという意味の解放です。

このリリースの開始地点を遅くすることがレイトヒティングであり
リリースの速度そのものを遅くするのではありません。

リリースの速度を上げるために、わざと開始を遅くするのです。
良く、パティングを大きくしたような打ち方をしている人がいますが
このコックやローテーションが出来ていない人です。

まずはこの動作を練習し、そして、できるだけ遅く開始するという
レイトヒティングを習得されると良いでしょう。

これには引き寄せ、右手の捻じり突き刺し、左手の引き戻し、
平行落とし、押し込みなど、いろいろな動きをタイミング良く行って
できるだけ開始を遅くして、速くリリースをする事です。

ミクシーのバーチャル・ゴルフ・教室というコミュニティーで
詳細が紹介されています。
ぜひ、参考にしてみたください。



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