2017年9月18日月曜日

誰のスイングを目標・参考とすべきか?


Question

切り替えしで悩んでいます。
若者が振るような打法は怪我の素ですので
できるだけ大人しい、しかも効率の良い打法

私も58歳でおっしゃるような方向で基礎を固めつつ
上達をまざそうと思っています。

ところで誰のスイングを目標・参考とすべきか???

1・基礎的な部分はかわらないのだから、多くの技は真似できないとしても、
      PGAトッププレーヤーで理想的と考えるスイングのプレーヤーを目標にする。

 2・フィジカル的に特段スポーツ経験者でもないので
      パワーとかヘッドスピードの近い女子プロのなかで理想的と考える
      プレ-ヤーをスイングを目標にする。
      身長170程度なのでUSLPGAあたりなら女子プロのほうが
  パワーも上かもしれない。

 3・年齢を加味した場合、なんだかんだといっても最高レベルなのは
       シニアツアーなのだから、その中の選手を参考にする。
      とはいえなんかみんな古臭いというか個性的というか今風のスイングでなく、
      あまり真似したいとは思えませんが・・・。

4・あまり特定のプロのスイングを意識しないほうがいい。 どうでしょうか??
     個人的には日本の女子プロでもキムハヌルとか、なんか完成度も高そうで、
     ああいうスイングをあくまで目標ですけど、参考にしたいなとも思いますが。


Answer

ご質問ですが、切り替えしに限定してのご質問でしょうか?
それとも、打法全体の見直しということなのでしょうか?
とりあえず、打法そのものを考えてみたいと思います。

古臭い打法と新しい打法の違いが分かる方のようですので、
日本の男子プロやシニアでは満足できないかと思われます。

ただ、見た目の古さには二つあると思ってください。
それは一つは打法、そしてもう一つは体の硬さです。

日本のシニア選手はほとんどが昔の打法なので、確かに古い感じがあります。
ところが、それプラス体のしなりがなく、硬いがために
なおさら年寄りに見える選手もいて、同じ中高年同士でも
真似したくないと言う気持ちは理解できます。

世界の新しい打法はまず難易度が高過る事と
体が柔らかくないとできなない動きで作られているために
中高年はそっくり真似すると大怪我をします。

また、古く見える原因は膝の曲げ具合もあります。
これは最近はあまり曲げないで打つ選手が増えているからです。
左膝はテイクバックで腰が回るほど前に出ます。
ところがPGAの若手選手は腰を止めて上半身の捻転差を大きくしていますので
左膝が昔ほど前に出なくなりました。

ただ、これは腰を止めると体に負担が大きくなるのでやりませんが
最初から膝をあまり曲げないで打つと、さほど古臭さを感じなくなります。

そして、見た目の古さはフィニッシュの体勢です。
若い人はしなりで柔らかく見えるのですが、体の硬い中高年は
そのしなりのないフィニッシュの形だけでも古臭く見えるのです。

したがって、いかに最新の打法で若々しく振ったとしても
フィニッシュが若い人のような形にならなければ若々しくは見えないのです。

逆に言えば、フィニッシュだけ若々しければ、途中はあまり見えていませんので
古臭くは見えないかも知れないのです。

しかし、フィニッシュでのしなやかさは、例え出来たとしても
恐らく腰への負担がかなりの物になりますので、ほとんどの方は
捨てざるを得ないかと思われます。


大人しい打法としてタイガー打法ならば2017年のタイガーウッズが
初頭に復帰してきた時のスイングやジャスティンローズの打法ならば
40代~50代くらいの方ならばなんとか形は真似る事ができるかも知れません。
ただ、これでもかなりリスキーですので、よほど体力に自信がある方でないと
お奨めはしません。

また女子プロの打法といっても、千差万別でピンきりです。
そこで、非常に体に優しく、しかも難易度が高くなく、きれいに見えるのが
アン・シネ選手やイ・ボミ選手の打法です。

キムハヌル選手も良いのですが、体重移動がほとんどないので
これは若い男子が筋肉で飛ばす時の打法ですので、
中高年男性はしっかりと体重を乗せないと飛ばなくなります。

また、シニアでもさほど古く見えないのが室田選手です。
あまり無理をせず、体を大きく使い、癖のない、
とても効率の良い動きをしていますのでお奨めです。


室田選手
https://www.youtube.com/watch?v=CdOnMSdPfXs

アン・シネ
https://www.youtube.com/watch?v=JfcI2UdvE64

イ・ボミ
https://www.youtube.com/watch?v=CGXh0L9cE9s




0 件のコメント :

コメントを投稿