2017年9月24日日曜日

左手甲の角度について


Question

①アドレス時の左手甲は若干甲側に折れる
②トップで左手甲は真っ直ぐになる
③グリップ位置はインパクトでアドレスと同じ場所に戻す

と自分では認識しているのですが(イボミ等もそうなっていると思います)
②のトップで左手甲をまっすぐにしてそのままインパクト位置
(アドレスと同じグリップ位置)までダウンスイングすると
左手甲の角度がなくなった分インパクト時のシャフトが立ち
ヘッドが下がりダフってしまいます

それを防ぐため無意識にハンドアップや伸び上がりで
高さを調整して打ってしまうのですが
①~③の前提が間違っているのでしょうか?
それともトップからインパクトにかけてもう一度左手甲を
アドレスの状態まで角度を戻さなくてはいけないのでしょうか?
よろしくおねがいします


Answer

まず、左手首の角度は理想は終始変えない事ですが、
現在はアドレスの角度で打っている人は少なく
ほとんどの人は手の平側に曲げ、手首を山にして打っています。

また、その形のままでトップを作るとシャットフェイスとなって
アドレスからトップまでの間にその形にして、そこからインパクトまでは
変えないという打法が主流となりました。

この角度は見ても分かりませんのでヘッドの位置で確認します。
左手首が甲側に曲がると、ヘッドの軌道がアップライトになって
ダフ軌道になります。
また、手の平側に曲げすぎるとフラット軌道になります。

これらの中間を探して合わせるのも方法ですが、まずはここを
どこかに決めて、軌道はほかで調整します。

質問者さんは手首を真っ直ぐにした分だけダフると思っておられるようですが
それは逆でフラットになってトップ軌道になります。
また、それを調整するのにハンドアップするとお考えですが
これも逆でダフる事になります。

このようにスイング論理が間違っていますので、
正しいスイング理論を習得される事をお奨めします。

その昔はアドレス時の左手の角度(少し甲側に曲がっている)で
そのままトップを作り、そのままインパクトでしたので
コックの角度がかなりありました。

このためにHSが上がり、飛距離を稼いでいたのですが、
手首を駆使すると傷めること、そして細かい筋肉で調整が利かない、
タイミング調整が難しい事などからフラットやむしろ山にするフォームに変わり
現在では、この甲側のコックを使う選手はアメリカツアーでは
ほとんど見なくなりました。

ダスティンジョンソンなどは山にし過ぎて話題になっていますが
これはテイクバック時に山にしながら上げますので、シャットフェイスで上げ
フェイスローテーションを少なくして、より正確に元に戻せる
というメリットがあります。

彼ほど極端に山にする必要はありませんが、インパクトでスクエアに
戻りさえすれば、フェイドだろうがドローだろうが、自由自在に打てますので
まったく問題はありません。

肝心なのは再現性です。
同じ形や角度で毎回同じに打てるかどうかです。
ダフりトップはほかにも原因がたくさんありますので、細かい部位はまず
どこかで決めて固定し、大きな筋肉で調整できる部位で調整してください。




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