2017年9月8日金曜日

右手の斧?それとも左手の裏拳?


Question

左手だけをピックアップした場合、左掌で裏拳するように
横にスナップする動きが正しいのでしょうか?
それとも、横のスナップはできるだけ抑えて、斧を縦に振り下ろすようにして、
フェイスの開閉は体の回転で行うものなんでしょうか?
教えてください


Answer

裏拳の動きとはいわゆる横振りで、斧を振り下ろす動きが縦となります。
ゴルフは物理的にはこの両方の動きが必要なのですが、感覚的には
縦の動きで腕を落とします。

左手だけで打てと指導するレッスンプロも大勢いるのですが
スイングは全身を使って打つのが理想です。
左腕で打つと横振りとなり、右手だと縦に近い打ち方ができます。

さて、どうすると縦になるかです。
それは肩の開き、引き寄せ、そして右腕の使い方です。

肩の開きとは背面打ちをすると良く分かります。
フェイドがほとんどの人は肩の開きが早く、
アウトイン軌道になっている人ですので、肩はできるだけ
あとから回転させるようにします。

引き寄せとはヘッドの引き寄せや手の引き寄せです。
遠くから振り下ろすと横が強くなりますので、長い番手ほど
手を引き寄せて、できるだけ最短で球に向けて縦に落とします。

右腕のスナップとはこの際に、右肘を曲げ、野球の投球のように
右肘が先行し、手が後から追いかけるような動きで、
ちょうどムチのような効果を作ります。

右手は球に向けて捻り突き刺しを行い、4時半では完全に
フェイスを閉めた状態にします。

ダウンスイングではむしろ右手の筋肉を多く使います。
まずは番手が長いクラブほど右肘を曲げて引き寄せ、切り替えし直後に
右肘を左肘に近づけるように、右肘から引き落とします。

腰からは右手の突き刺しで縦に落とし、インパクト直前からは
右肩を入れて押し込みをします。

この一連の動きはほとんど右腕と右手でパワーを出します。
左腕は体の回転によってクラブを引っ張る横の動きとなり
右手が縦の動きを促します。

実際には手は右肩から左腰のさらに左まで斜めに落とします。
これはスイングプレインの角度です。
しかし、感覚としては後ろを向いたまま球に向けて縦に落とす
という動きでちょうど良い動作になるかと思います。




0 件のコメント :

コメントを投稿