2017年10月1日日曜日

タメが出来れば飛距離は伸びます?


Question

タメが出来れば飛距離は伸びます?


Answer

一言でタメと言っても定義もイメージもそれぞれ違うと思います。
まず、タメという言葉の意味を統一しておきましょう。

タメとはエネルギーの蓄積と定義しましょう。
パワーをタメて一気に放出し、効果を高める事とします。

また、エネルギーをタメるのは筋肉です。
筋肉の張りでパワーはタメられ、緩めばパワーは出ません。
ではどの筋肉にタメるのでしょうか。

これはまず、テイクバック時は上半身と下半身の間の捻転差を作る事で
力をタメる事ができます。

そして、バンプ時の踏み込みで腹筋に力を入れて手を下ろさなければ
そこにエネルギーのタメができます。

また、肩を回さずに腰を開けば捻転差はさらに大きくなり
タメは大きくなります。

右腕を引き寄せて折り畳むと、右腕全体にもタメが出来
体全体を弓にすると、体全体の筋肉にもタメが生まれます。

これらの動作はインパクトの前に行われます。
インパクトを遅くして、体を弓状にしてから下ろすと
足からヘッドまでがムチのように先端に行くほど速く動きます。
これもある意味タメの動作となります。

一般的に良く言われるのはバンプ時の腹筋のタメです。
トップで静止する間合いなどの時間的な問題ではなく
腹筋にしっかりと力が入っているかどうかです。

切り替えしでの間合いはリズムだけではなく、このタメの時間となりますので
どの程度のタメを入れて仕上げるかは打法によって違います。

プロ選手はこのタメを利用して飛距離を出していますので
むしろ、タメはなくしては飛距離は期待できないでしょう。



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