2017年11月13日月曜日

両脚が伸びるスイング


Question

プロゴルファーの中にインパクト直前に
両足がピンと伸びるスイングをする選手がいますが、
何をした結果そうなっているのでしょうか?
またどんな目的があるのでしょうか?
特に顕著に見られる選手は小平智、比嘉真美子、
キム・ハヌル、リッキー・ファウラーです。


Answer

やっと気が付かれたんですね。
これは30年前からの進化した打法で、世界のトップ若手選手達は
ほぼ全員が両脚を伸ばしたスイングをしています。
日本であまり見ないのは、日本がただ遅れているだけなのです。

これは右脚を突っ張ったり蹴ったりしてパワーを出し、
飛距離を伸ばす技の一つなのです。
ただ、体重移動だけで右脚を使わずに伸ばすだけの形を真似た
選手はいますが、それではパワーは出ません。

筋肉の7割は下半身だといわれています。
この筋力を使わなければ世界のレベルにはとても追いつかないのです。

また、左脚は左の腰を引いて回転しながら左膝を伸ばす動作や、
左脚で蹴って腰の逆回転をするために伸ばしている場合などがあります。
これは胴回りの筋肉によって捻転戻しを強くした技です。


日本はつい最近、世界が進化したパワーゴルフをやっと認めて
300Y飛ばないとアメリカでは通用しないと、ついに
トップの選手や専門家達がそうコメントするようになりました。

それまでは飛距離は必要ない、小技を磨けば良いと
30年間認めて来なかったのです。

したがって、タイガーウッズが15種類ほどの飛ばしの技を使って
飛距離を出していたのを日本中が30年間知らずに現在に至ったのです。

欧米の試合や選手の動画が簡単に見れるようになった現代、
一般のアマチュアでも日本の打法と欧米の打法の違いが分かるようになり
タイガー打法を習得しようと血眼になって探しているのですが
オーストラリアやアメリカにゴルフ留学しても
その技を教えてくれる所は少なく
完全に真似ができている人がほとんどいません。

飛ばしの技は全身を使います。
一つ、二つは分かっても、15種類ほどの技を習得するには
まず、どんな技があるのか、それはどう動かすのかを知り、
それらを組み込むノウハなどを知らなければなりません。
そして、それらの動きを同時に組み込むのは、
想像を絶するとんでもない難易度になります。

また、その技を組み込むには、もともとの基本動作から変えないと
対応できなくなって打法自体が崩壊してしまうのです。
砂上の楼閣とういことで、入れれば入れるほど倒れやすくなるのです。

そのためには基礎からやり直しです。
オーソドックスな打法でいくら高速で振っても通用しないのです。
そして基本的な動作も全て超高速対応の基礎からやり直しになるのです。

また、これらの技を全て組み込むには、生まれ持った
体の丈夫さがないと大怪我をします。
タイガーウッズの重ねた手術がそれを物語っています。

質問者さんが古い打法で小さくまとまるか、
基本動作からやりなおして飛ばしの技をいくつか組み込むかは
やる気と体の丈夫さで決めると良いかと思います。

いくらやる気があって大改造できるだけの練習時間を費やせても
生まれながら備わった丈夫な靭帯や腱などを持ち合わせていないと
この技の全てを組み込むことはできません。

体の耐久性を診ながらどこまで技を組み込んで行けるかなどは
やはり専門家の指導を受けながらでないと
大怪我をする事になりかねません。

ミクシーのバーチャル・ゴルフ教室に言語化できる部分の
内容が書かれていますので、
それを参考にしていただければと思います。



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