2017年11月14日火曜日

全て先っぽに当たってしまいます


Question

アイアンもドライバーも全て先っぽ(先端)に当たってしまいます。
軌道がアウトサイドインになっているのですがそれを前提として
ボールをヒール寄りに置いてアドレスしても先端に当たってし
まうこともあります。
どうやって治したらよいでしょうか教えてください。


Answer

トウ側に球が当たるという事はヘッドの軌道が
球の位置よりも内側にあると言う事ですね。

要するに本来の軌道よりもヘッドの軌道が
アップライトになっているという事だと思います。

この原因はいくつかあります。
まず、球の位置から考えてみましょう。

球が遠過ぎると当然ヘッドは手前を通ります。
ただ、近づけても、それでもトウに当たる事があるとの事ですので
まだ、軌道が安定していない可能性もあります。

両脇の緩み、グリップの緩みなど、ブレる事で
安定しない事もあります。
特に左手首が甲側に曲がるとダフったりトウ側に当たったりします。

球の位置はある程度の許容範囲があります。
その範囲内でしたら、トップの位置やダウンスイングの角度などで
調整すればどこでも当たります。
ただ、どこかに決めなければなりません。

次に、テイクバックの軌道です。
必ず同じ位置を通さないと同じトップの位置に上がりません。
これが今度はダウンスイングの軌道をくるわせる原因になります。

フラットに上げれば後ろの低い位置に上がり
フラット軌道で降りてくるので、ヒールトップします。
この原理で、逆にアップライトに上がっているのでトウ側に
当たっている事も一つの原因として考えられます。

また、フラットに上げるとトップで円を書き、前に戻ってきて
ダウンスイングがアップライトになることもあります。

そして、トップの形が崩れていると
違う位置にヘッドが上がり当たらなくなる事もあります。
トップ時の体の形、手の位置、ヘッドの位置などを修正し
毎回同じ形にすることが大切です。

また、ダウンスイングの方向でも当たらなくなります。
では、どの角度に降ろすのかです。

基本は球に向かって手を落とすのですが、
これはアームシャフト角によって違いがあります。
インサイドイン打法はアドレスの再現ですので
アドレス時の手の位置にもどすだけです。

アームシャフト角を伸ばす打法では、手は球に向けて落とします。
それぞれに合った角度に落とす必要があるという事です。

まだまだ原因はあります。
アウトインもそうですが、起き上がりもあります。
起き上がると普通はヒールトップするのですが
引き落としを大きくしたりで縦が強かったり
体や腕がゆるんでいると逆に手前にヘッドが落ちる事があります。

トップの位置でヘッドが前打席側に上がり、シャフトが立って
中期の頃のトップの位置に上げると、やたらとアップライトになって
球の手前に落ちる事もあります。

スイングはトップの位置や軌道などがどこでも、
どこかで帳尻が合えば当たります。
しかし、どこかに決めないとズレた時に戻せず、どんどん崩れて
修正が効かなくなります。

ただ上げて下ろせば当たる、などとアバウトな事を言っていると
一時期芯を外さなくなっても、すぐに崩れてボロボロになります。

球との距離を決め、テイクバックの軌道を決め、トップの形を決め
ダウンスイングの角度を決めて、肩の開きや腰の回転など
全ての動きが一定になるようにフォームを作って仕上げないと
どこかのズレによっていつでも当たらなくなります。

感覚やイメージで振っている人はこのズレが分からず、
違う場所で帳尻を合わせてフォームがどんどん変わり、最後には
オヤジスイングになる事が多々あります。

どうすれば当たるのかを頭で整理し、理解した上で体に覚えさせ
その型に常に戻しながら維持する事が結局最短で定着する事になります。




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