2017年11月15日水曜日

テイクバックの上げ方が分かりません


Question

テイクバックの上げ方が分かりません。
どこをどう動かせば効率の良い動きができるのでしょうか?


Answer

テイクバックは色々な上げ方があり、
使う筋肉がそれぞれに違います。

持ち上げるような筋肉の使い方をする人は
トップで前傾が起き上がってしまい、右手で持ち上げようとすると
肩が回らずにふところの三角形が崩れてしまう事があります。

さて、世界の最新のモダン打法の上げ方の中でも
何種類かはありますが、腰を止めたまま上げる上げ方、
最近のトップ選手達が採用している捻り上げが主流です。

https://www.youtube.com/watch?v=2lXGupntF5g

これは最初に肩しか回しません。
腰を止めて始動するワインディングの技術で、
柔らかい人はこのまま肩の回転だけで90度まで肩が回りますが
ほとんどの人は途中から腰を回します。

基準としてはテイクバック時の1のポジション、すなわち
シャフトが水平になた地点では、肩は30度、腰は止めたまま
左肩を下げながらということになります。

これは捻り上げ、巻き上げとして上半身と下半身の
捻転差を作り、張りを大きくする動作としても大変有効的です。


次に左つま先の外旋を使って拇指球を目標方向に回す力を
地面に伝えると、体はその反発で右回転をし始めます。

また、このときに外旋ではなく、左脚を後ろの打席方向に
やはり地面を擦るような、地球を反時計周りに回す方向に
力を入れると、その反発力で自分が時計回りします。
これは犬の砂かけ動作に似ています。

肩が時々十分に回らずに打ってしまうような人は、
先に肩を回してから腰を回す上げ方をするとミスが軽減されます。

また、左の肩がトップで高すぎる人も、
先に肩だけ下げながらテイクバックすると
トップするミスを軽減する事が可能です。

https://www.youtube.com/watch?v=Q21UJX2arU4


タイガーウッズはテイクバックの最に右脚の力を抜いて
体重が右に一度移動しかけた時に同じように肩を回始めます。
マキロイなどはこれが多少大きくなって、二軸になっています。
これらの動作は世界の主流であり、現代の世界の打法には
最も効率の良いテイクバックの方法です。


テイクバックは再現性です。
どこの筋肉をいつ使うかで上げ方が違ってきます。
トップで起き上がる人は腕を持ち上げようとしていますので
左肩から飛球線後方に左手で押し切ると、起き上がりがなくなります。

確かにクラブがトップの位置に行けば良い話なのですが
軸のブレを招く上げ方、起き上がりを招く上げ方、
再現性の低い上げ方、力が入れにくい上げ方など、
トップの位置に毎回収まらない上げ方をすると
これがミート率を下げる原因となってしまいます。

したがって、たかがテイクバックですが、されどテイクバックです。
ていねいに、そしてよりスムーズに楽に上げられる方法を採用しましょう。




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