2017年12月18日月曜日

左手のコックについて


Question

私は、コックは左手首が親指側に曲がる動きだと思っていたのですが、
ネットで調べてみると、手の平側に曲がる動きだという表現もあれば、
その逆で手の甲側に曲がる動きだという表現もあり、
小指側に曲がる動き以外は全てあり、混乱しています。
どれが正しいのでしようか?


Answer

ダスティンジョンソンなどは左の手首を山にして
シャットで打っています。
これをコックと言うのでしたら、手の平側にコックしている事になります。

また、ベンホーガンからジャックニクラウスの時代の人達は
ほとんどが甲側に左手首を曲げていました。
しかし、現在は欧米ツアーの選手達はほとんど親指側だけで
スイングをしています。

では、なぜ使わなくなったのでしょうか?

左手の親指側にコックする方法と、甲側に曲げる方法は
飛距離が出ます。
このうち、両方を使っていた時代は30年前以前です。
となると30年前に何が起きたのでしょうか?

それはタイガー打法の出現です。
世界はその時に大きな進化をし、飛距離がとんでもなく伸びたのです。
そして、それにともなって他の選手も飛ばすようになり、コースも長くなり
その前後では全く違うゴルフになったのです。

現代はタイガー打法が主流のアスリートゴルフと進化し
それが定着しているのが欧米です。

この飛距離が出るコックを止めて、それでも飛距離が伸びたというのは
一見矛盾しているように思えるかも知れませんが、実は
飛距離は大きな筋肉で伸ばし、手首などの小さな筋肉は使わずに
方向を重視した打法へと進化したのです。

手首はあまり高速で使うと怪我をし易いという事もあり
現在の主流打法のコックは親指側だけになっています。

したがって、これは打法によるものだと言えるでしょう。
より正確に方向を出すのでしたら、この細かい動きを止めて
大きな筋肉で飛ばせば良い事ですし、逆に方向よりも
飛距離が欲しいということでしたら甲側のコックも使えます。

ただ、両者は軌道が違いますので、どちらに変えるにしても
それなりの練習が必要となります。
高速スイングを習得されるのでしたら、コックは親指側だけにして
手首の部分は方向優先にされると良いでしょう。

また、飛距離は飛ばしの技が7割で、3割が筋肉です。
飛ばしの技はミクシーのバーチャル・ゴルフ教室で紹介されていますので
ぜひ参考にしてください。



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