2018年1月21日日曜日

テイクバックで頭が上がる


Question

テイクバックで頭が上がる癖があります。
直す方法を教えてください。


Answer

原因はひとつに思い込みがあるかと思われます。
頭が上がるとして、その動きが正しいと感じる感覚やイメージだけで
スイングを長期に渡って行ってきた事で癖になったと考える事ができます。

まず、頭だけ上がる人はほとんどいません。
前傾が起きてその結果として頭が上がる事がほとんどです。
このように、自己分析自体が怪しい事も原因のひとつです。

まず、テイクバックで肩を回転させて行く時に、左肩が見えます。
起き上がらないようにこの左の肩を水平に
右に移動させようとすることで起き上がります。

肩は背骨を軸として回転するのですから、
左肩はテイクバックでは下がらなければなりません。
これをするとほとんどの人は沈んでいるように感じるのです。

感じるという感覚だけで振る方達はこのような勘違いをします。
これが積もりスイング、思い込みスイングです。

感性だとかセンスだとか、体の感覚だけに頼っていると
このような間違った動きをするのです。

動作にはそれぞれにどの筋肉をいつ、
どう使うのかというメカニズムがあります。
これを理解してそれを体で表現すると、
ズレた時にどこに戻すのかが分かります。

ズレは必ずあります。
トッププロでも毎日調整を行っているのですから、
まして定着していない人は毎回違う動きをしたり、
日替わりスイングをしたりで崩れて当たらなくなるまで
自分は正しいスイングをしているのだと思い込んでしまうのです。

感覚やイメージだけで振っている人は、このズレすら気がつかず、
当たらなくなってからそれに気がついても、今度はどこが違うのか、
どこをどこに戻すのかも分からずに、
闇雲に試行錯誤して下手を固めてしまいうのです。

次に肩を回そうとして起き上がる事があります。
90度回っているのに、それ以上回そうとする人です。

また、クラブを持ち上げようとする動きをする人も
起き上がる事があります。
クラブは持ち上げるのではなく、左の肩を下げながら
後方に押して行くと嫌でも上がってしまいます。

この筋肉の使い方で撮影してみてください。
今までと違う筋肉を使う感覚が実感できると思います。

ただ、その感覚はすぐに忘れることがありますので、
筋肉の使い方をメモしておき、それを練習の前に毎回見てから
ボディーターンの練習をし、できていたらクラブを持って
同じように何度も振って、それで起き上がらなくなったら
球を打つようにしてください。




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