2018年3月4日日曜日

なかなか100が切れません


Question

なかなか100が切れません。
同じような方はどうやって克服するのですか?
出来ればレッスンなしでやりたいです。


Answer

100を切るだけならさほど難しくはありません。
ただ、巷に転がっている100切り法で癖をつけると
90切り、80切りでそれぞれで最初からやり直しになります。

最初は100さえ切れれば良いと思うかも知れません
ところが、目標を達成すると今度は90を切りたくなります。

そして90を切ると、今度は80を切りたくなるのがゴルフです。
そして、それぞれに切るためのゴルフの内容が違っているのです。

これはちょうど山に登るような物です。
ボギー山、パー山、バーディー山とそれぞれに高さが違います。

最初はボギー山を登っています。
裾野をウロウロしている時は120くらいで、100を切るには
どうするのかと考えている時期です。
これがボギー山に登っている人達です。

このボギー山は頂上が90です。
この山に登っている限りは最高に良くても90までしか出ないのです。
いくら頑張っても平均スコアは100を下回りません。

そして、頂上に立った時に回りを見てみると、もっと高い山があります。
それがパー山です。
そして、どうしてもその山に登りたくなるのです。

90を切りたいと思った時には、ボギー山を一度降りて、また
新たな山を登り直さなければなりません。
これはゴルフの内容が違い、全部を取り替えるような物なのです。

そして、パー山に登り始めた直後にはまた120を叩きます。
ショットが定着していませんので当然です。
それが嫌でほとんどの人はボギー山で永住して100すら切れない
というゴルフを一生するのです。

ここでボギー山を下り、パー山に移って登り始めた人は茨の道です。
いままでにボギー山でついた癖を抜きながら、新たな動きを
覚えなければなりません。
二重手間で不満が溜まります。

ショットが安定するまでは1年も2年も掛かります。
その間はスコアになりません。
周りからは下手になったと思われます。

ところが、パー山の頂上は72です。
数年間頑張れば片手シングルになるだけの大改造です。
これができる人はそう多くはありません。

そして、その先にバーディー山があり、同じようにパー山から降りて来ないと
バーディー山には登ることができないのです。
それを覚悟でまたせっかく登った山を降りて来なければなりません。

このようにゴルフは遠回りをします。
最初からバーディー山のゴルフを習得しておけば、このような改造の
アップダウンで遠回りせずに済むのです。

練習が嫌いな人は生涯ボギー山の裾野です。
練習が好きで上達したいという人はボギー山のゴルフを
いくらガンバっても平均が100前後にしかなりません。

100切りレッスンは一回でも100が切れれば目標達成として
球慣れするだけの内容です。
これは独学でも十分に得る事ができます。

ところが、パー山はなかなかその内容を見つけるのが困難ですが
再現性を20年、30年と同じスイングで高めれば、いつかは
頂上に到達する事が可能です。
しかし、バーディー山は我流ゴルファーには想像すらつかない世界です。

100切りレッスンでいくら練習しても先が見えています。
ゴルフの難しさが分かったら、何をどう習得するかを考える必要があり
それによって将来が大きく左右される事になります。

本当に100ラウンドして、1回だけ100が切れれば良いのでしょうか?
それとも常に100を切りたいのでしょうか?
それによって登る山が違います。
良く考えてみましょう。




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