2018年3月13日火曜日

構え方に疑問がるのですが・・


Question

ドライバーやアイアンで、アドレスするときに今までは、
両腕をだらりと垂らしてからクラブを握るように8年以上やって来ましたが
(本にはそう書いてある)、ダフリやトップが多発するので、
前回は、クラブを握った腕を少し身体から空けるようなアドレス
でスイングしたほうが、良く飛ぶような感じでした。

アドレス時に構えても、ミートするときにはクラブヘッドが伸びて、
遠いボールにも当たるようで、またクラブを握った腕を少し身体から空ける方が、
身体の隙間が広くなりクラブが身体の間に入りやすいように感じました。

これはゴルフ理論から外れた悪い方法でしょうか。
それで結果が良ければそのようにやればと言われそうですが、
理論から外れた方法ではなにか悪い方向へ向かっているようで少し心配です。


Answer

そのようなアバウトな理論でゴルフをしていると遠回りします。
これは基本中の基本です。
しかし、ゴルファーのほとんどがこの基本を知りません。

ゴルフには適正な角度があります。
前傾角、アームシャフト角、スパインシャフト角、アームスパイン角
側傾角など、それぞれが適正で毎回同じでなければなりません。

また、球と自分との距離も毎回一定ですが、目分量でアバウトに立つと
当たらない時にその距離が違うのか、あるいはダウンスイングの角度が
違うのかが判りません。

アドレスのセットアップでは角度や距離を決めておいて構え、あとは
テイクバックの軌道とダウンスイングの軌道だけで調整してミート
させるようにしないと、かなりの遠回りをする事になります。

では、何が適正角度なのかです。
適正な角度とは何度なのでしょうか?

人によって背の高さ、腕の長さ、クラブの長さがそれぞれ違うため
球と自分との距離を全員が同じにする事はできません。

独自の測り方を開発してYOU TUBEで宣伝している人もいますが
同じ背の高さで同じ腕の長さでないと同じ角度にはならないという
浅はかな理論もあります。

さて、質問者さんはミートするからそれが正しいとお考えのようですが、
必ずしもそうとは限りません。
もちろん、無理のない角度の範囲内でベストの角度を探す事も大切ですが
それぞれの適正角度を同時に探すにはかなりの遠回りをします。

試行錯誤が好きだからとか良く言う人がいますが、基礎を学ばずに
原理も知らずに勝手に振っていても上には行けないのがゴルフです。
ある程度許容範囲内で角度を決めないと延々と遠回りをする事になります。

それが許容範囲内である事を確認し、その範囲内でのズレの修正に
一番適した角度にする事が大切です。

動画を撮って自分のスイングを確認する時に、トップの位置などは微妙に
毎回ズレますし、長い間にもどんどんズレて行きます。
そして、数ヶ月すると全く違う位置でミートさせており、また半年もすると
完全に違う位置から下ろしてナイスショットしています。

このように、許容範囲以内であれば、同じように飛距離も方向も良く
慣れれば自然に振れる位置があります。
しかし、その数ある位置のどれかに決めて、そこを維持するという作業
をしないといつまで経ってもミスだらけから抜け出せないのです。

許容範囲内であればどこでも良いのですが、ズレは必ずありますので
そのズレをどこに戻すのかという基準が必要です。

まず、見て一番分かりやすいのが直線で180度です。
例えばトップの形ですが、飛球線上後方から見た場合、腕とシャフトが
一直線になった形はずれればすぐに分かります。
ほとんどのトッププロはこの二つは直線に決めて固定しています。

次に分かりやすいのは90度、そして45度、30度です。
このように見て分かりやすい角度にすると診断がしやすく修正しやすいので
フォームを作る時にはこの角度で作り上げる事が重要なのです。

アドレス時のセットアップはこの角度も毎回同じにし、球との距離も
毎回同じにして打つ事で無駄のない定着練習ができます。

これを実現させるのがヘソ当て計測法です。
グリップエンドをお臍に当ててシャフトを水平にして手を伸ばし
そのまま動かさずに股関節から前傾をすると、ヘッドが着地した所が
球の位置です。

この方法でどの番手も測ってから打つと、前傾角やアームシャフト角なども
全てが適正角になってワンスイングで打つ事が可能なのです。

また、前傾がキツイ人はすこし前傾を立てた位置に基準にして
全ての番手で同じスパインシャフト角になるように構えると、毎回同じ
角度でワンスイングができるのです。

これらの角度と球との距離、アライメント等の条件を揃えたアドレス
で毎回打つ事によって、遠回りしない練習ができるのですが
一つでも欠けるとワンスイングにならなくなり、その数が増えると
二乗、三乗と振り方の種類が増えていき、何十倍も遠回りするのです。

詳細はミクシーのバーチャルゴルフ教室で解説されています。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=5157003




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