2018年3月27日火曜日

あまりにもお粗末なレッスン


Question

ゴルフ練習場のレッスンプロについて質問です。
私自身も22の頃から現在51歳になるまでゴルフを続けてきて、
何人かのレッスンを受けてきました。

否定するつもりはないのですが、あまりにもお粗末な
レッスンが多いような気がしてならないのです。

本当に本気で教えているのでしょうか?
テークバックで開いて、インパクトで閉じるような確率の低いスイングだらけです。
上手になられると、仕事が減るからわざと教えないのでしょうか?

私自身は、そこそこ打てます。たまたま、
練習場でレッスンしているプロが隣にいたのを見て感じただけです。
女の子がダフったら、「ダフらないように打って」だって。

テークで開いて上げていてダウンで遠心力でさらに開きゃダフるでしょ。
当たっても右。それを今度はもっと手で返してだって。
左へ飛んだら、もっと体を回転してだって。
マジすか?こいつ?と思った次第です。


Answer

はい、仰る通りにあまりにもお粗末なレッスンが多い事に驚きます。
そのような話は嫌と言うほど聞いていますし、私自身も近くの打席で
喋りまくって笑いを取ろうとしている先生や、聞いていても何が言いたいのか
全く分からない事を言っている先生方を大勢見て来ました。

確かにこれではレッスンを受ける気持ちはなくなって当然だと思います。
まして、5年間結局何一つ変わらず、スコアも上がらず、自分で練習
していたような物だと言う事を言われる方もおられます。

ワンポイントレッスンを取って、そこそこ当たっていたのに20分後には
ボロボロになったのにさっさと先生が行ってしまい、その後に怒って
クラブを折っていた青年がいました。


さて、生徒と先生の役目をまず良く考えてみましょう。
学校は先生が知識を教える事で生徒はそれを暗記したり、自分で答えを
探す方法等をそのまま覚えます。

ゴルフの場合は先生は地図を見せるのが仕事で、生徒はその地図によって
自分で歩いていかなければなりません。
練習方法や動きを先生が教えたら、あとは生徒自身が練習をして
それを体に定着させるという役割分担があります。

そして、生徒がその地図によって歩き出した場合違う方向に行く事があり、
それを先生は発見してもとのルートに戻すように指示をするのです。
戻り方が分からない人には矯正ドリルなどによって戻り方を教えます。

このように、ゴルフの上達は共同作業です。
しかし、先生が地図も示さず、ただ歩けと言って、そっちは違う
と言うだけのレッスンがほとんどだと思います。
これがダメ出しレッスンです。

じゃあ、どっちなんだ! どうしたら元に戻れるのかという事すら教えない、
と言うか、その方法を知らない先生が多く、これだったら自分で歩き回って
目的地を探した方が早いと思われる事もあるでしょう。

ゴルフは打法によっては段階があります。
難易度の高い物からシンプルな物まで、いくらでもアレンジする事ができます。
本人がどんなスイングを目標としているのかを知ったら、それなりの地図を作り
それを生徒に見せる事がまず第一の先生の仕事です。

そして、ここに行くにはどこを通って何をどのくらいすれば良いか
途中で崖から落ちないルートを示し、できる限りの近道を教える
と言うのが先生の仕事なのです。

さらに、その全貌を把握した上で、まずはその動きはどこの筋肉を
どう使うとそういう動きになるのかを教えてもらい、その通りにできたら
今度はそれを定着させるための分解ドリルなどによってコツコツと練習を続け、
それで脇道にそれたり溝に落ちたりした時には軌道修正をしてもらいながら
一体となって先に進むのが理想的なプロセスです。

生徒は先生の作品であり、先生の成績でもあるのです。
生徒の夢を叶えるのが先生の夢になっていなければなりません。
生徒の成長がなによりの遣り甲斐でなければならないのです。
これが私の信条です。

あまりにも流れ作業で事務的に次から次へと食い散らかす先生方が
おられますが、一度に10人も並べて教えるなど看れる分けがありません。
2歳児を一人で10人も連れて東京から九州まで歩いて行くようなものです。

懇切丁寧にマンツーマンでその人に必要な動きを教え、その人に合った
解説をしなければ無駄な時間を過ごすことになります。

何をどう習うかで雲泥の差が出ます。
肩書きや宣伝文句に惑わされる事なく、内容で決めなければなりません。
まずは、その内容の良し悪しが分かるように予備知識が必要です。
バーチャル教室はそのために必要な知識が沢山書かれています。
しっかりと読んで視野を広げましょう。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=5157003




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