右肩が下がっているから一定に飛ばない？！

Question

先日、友人にアドバイスを受けた際、構えた時
右肩が下がっているから球が一定に飛ばないのだと言われました。

でも右利きの場合グリップをすれば右手は左手より先にあるわけだから、
当然右肩が下がるのではないでしょうか？


Answer

右肩の高さは軌道にはあまり影響がありません。
ただ、物には限度という物もあり、あまりにも変な姿勢だった場合には
今度は体の動きに影響が出る事はあります。

スイングは必ず時と共に変化していきます。
自分では同じ事をしている積もりでもズレてきて、
通常はそれに気が付きません。

また、たまたま会心のショットが出ると違う事をしたのが良かったのか
と勘違いしてそれを組み込んで変わることもあります。

そして、我流ゴルファーは偶然ミートするのを待ちながらの練習をしており
１００回に一回程度しか出ない球を出そうと必死に数は打つのですが
再現性のない練習をしています。

どうするとどういう球が出るのか、また、当たりが薄い原因は何が悪いのか、
ダフる原因は何と何があるか等を知らずにただ闇雲に打って
数打てば上達すると思っている人がほとんどです。

確かに自分ではどんな格好をして打っているか分かりませんので
他人にその形はおかしよと言われる事があります。
ただ、他人に助言は正解な場合とそうでない場合とあります。

プロの動画などを見て研究している人ならば、アドレスの形くらいは
見ただけですぐに分かるかと思います。
右肩が下がっているのは明らかにプロとは違うので分かるでしょう。

ところが、その違う事の影響までは研究しておらず、メカニズムの
説明まではできる人はほとんどいません。
まして、アドレスとフィニッシュは良く見えますが、
途中でどういう動きをしているかなどは素人には分かりません。

自分がそういうやり方ではないから、プロがそうやっていないから、
というただ単純に真似ができていないよ、と言うのなら分かるのですが
自分のやっている事が全て正しいと思っているために
そのようなアドバイスを頼んでもいないのにする人がいます。

ゴルフ教本に書いてあるから、レッスンで習ったから、
サイトに書いてあるからと何でもかんでも取り入れるのも
また危険極まりないのですが、かといって自分がどんな格好で
スイングしているか知らずに打っている人がほとんどで
３０年の歴で撮影してもらって見たら寝込んだという人もいます。

自分はタイガーまではいかなくても、ハンターメイハンくらいには
振れているだろうと思っていたのが単なるオヤジスイングなのです。
偉そうに教えまくる人のスイングを撮影して見せてやると
何も言えなくなるかも知れません。

今は動画撮影は簡単にできます。
練習場では必ず自分が何をやっているか診ながら練習をすること、
そして自分が何を目指し、何が正しいのかを明らかにすることで、
迷いを取り払って効率良く練習する事です。

スイング理論は色々とありますが、やはり効率の良い打法が一番で
飛ばしたい人はより飛ぶ打法、正確に打ちたい人は方向性を重視した
打法を選ぶなど、世界の進化した打法に目を向ける必要があります。

長年の鎖国状態だった日本は少しずつ世界の進化した打法を
取り入れようとはしているのですが、その内容が分かっていません。

右肩が下がっているかどうかなどで迷っている場合ではありません。
しっかりと基礎や基本動作を勉強してください。

体の動かし方は打法によって違います。
タイガー打法などの最新の打法はこちらに書かれています。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=5157003