2018年4月2日月曜日

神経質な練習は効果あるのですか?


Question

ブラインドスイング(目を瞑っても当たる)とか微妙なスイングプレーン調整をして
同じスイングを作るとか、トップの位置やフィニッシュの位置を神経質にチェック
するのは効果的な練習なんですかね?

個人的には
1、初心者がスイングの基礎を学ぶ。
2、悪い癖を矯正する。
3、スイング改造をする。
こんな目的があればいいとは思いますが

実際のラウンドでは状況の応じてインから入れたり、カットしたり
低いフィニッシュだったり押っつけてたり上から潰したり色々ですよね。
ライや傾斜によっても全然違う。

本当に練習場で教科書通りのフルスイングを追求するのが一番効果的だ
と思っている理由はなんですかね?いるんですか?

野球の練習中でバッティングセンターで練習してるだけにしか見えないです。
もっと極端に言うと麻雀で引きが強くなりたいからウエートトレーニングしてるみたいな?


Answer

初心者の方でしょうか?
まだ見ぬ景色を雄弁に語っておられるようですが
練習場には行かずにコースしか行かない方でしょうか?

実は練習場で練習せずに上達した人はいません。
野球経験者なのでしょうか、野球とゴルフは同じだ
と考えておられるようですが両者は同じではありません。

野球は球に合わせた軌道で振りますが、
ゴルフは軌道に合わせて球を置きます。

野球はストライクゾーンならどこでも打てなければならないので
バットの軌道は無限大にあります。

ところが、ゴルフは球は止まっていますので、そこに必ず来る軌道の
スイングという再現性や安定性が勝負なのです。
足の動きや腰、腕の具合やタイミングまで、全て同じで打たないと
思った所に飛んで転がって止まらないのです。

ファウルがないゴルフでは当りそこないが即失点です。
ミスがそのままスコアになりますので毎回真芯に当てて
毎回同じ方向の同じ距離を打たなければなりません。

したがって、同じ軌道とはいえ、それだけ精度を上げないとならず
野球の3倍は飛ばしますのでそれだけ精度が要求されます。


個人的にと書かれた3つの事は誰でも必要な事ですし、
毎日でも練習場で実際に打ちながら調整が必要です。

最初から教科書通りに完成した人は改造は不要ですが、
まず、ほとんどの人は同じスイングをしている積もりでも
2年目と5年目ではほ違うスイングをしています。

これはズレが原因です。
改造などせずともどんどん変わっていくのがゴルフです。
また、セーター一枚分の違いでミスが出るほどの繊細さです。

毎朝ズレやブレを修正しながらプレーをするほど微妙で
細かい調整や修正が常に必要なのです。
それをやらない人はどんどんズレて根本から崩れます。

ご自身はご自身が過去に得た情報によって枠を作っておられ、
ズレの調整というトッププロでも毎朝行っている
練習場での調整という枠がないのでしょう。

野球のように飛びさえすれば前方500mの幅の
どこに飛ばしても良いというスポーツではありません。
ゴルフはピンポイントで300m先の5mの円の中に運び
風や天候によっていくらでも外すのです。

筋力でアバウトに振り回しても許される競技ではありませんので
頭脳を必要とする精密な機械のようなプレーが必要なのです。

空振りしても二回まではなかったことにしてくれたり、
チョロっても間に合えばセーフとかいう緩いルールではなく
全てのショットがほぼ正確でないと勝てないのがゴルフです。

また、効率を上げる練習によって飛距離を伸ばしたり、また
精度を上げてピンポイントで落とせる技術を磨く、あるいは曲げ球の
曲げ具合の調整や風によるズレの調整など、いくらでも練習場で
なければ出来ない事がたくさんあるのです。

もちろん、コースでなければ上達しない部分もありますので
練習場でもコースでもそれぞれにやる事があります。
お分かりになりましたでしょうか?




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