2018年5月18日金曜日

手の形は一切動かないで上がる?!


Question

バックスイングの時、アドレスで構えた時に握ったクラブの手の形は
一切動かないで上がるという考え方は間違ってますでしょうか?

手の形が変わらないという事はクラブも
上下左右には動かない事になると思うのですが。


Answer

それは打法によります。
シンプル打法や昔のインサイドイン打法では仰る通りに
アドレス時の両手の形のまま上げてそのまま戻して打つとういのが正解です。

ところが、新しい打法では手首の形が昔とは違います。
左手首の形を見てみると分かります。

アドレス時は両腕とシャフトがYの字になっています。
すると左手首は甲側に多少曲がります。
ところがインパクトの瞬間は山になってハンドファーストで打っています。

となると、どこかで手の形を変えている事になります。
ほとんどの選手はトップではすでに左手首は真っ直ぐか山になっています。
甲側に折れている選手は世界のツアーではほとんど見かけなくなりました。

とするとアドレスからトップまでの間に変えていると言う事になります。
このテイクバックのどこで曲げるかでヘッドの軌道が変わります。

どこで曲げても良いのですが、ヘッドの動きを見ながら一定にする事で
安定したスイングができるようになりますので、毎回同じように手首の角度
を変えることが大切です。

お薦めはアドレスからシャフトが水平になるまでの間です。
チェックポイント1の位置はこのシャフトが水平になり、
左腕が前打席から見て45度に傾いた位置(7時半)です。

この時に左手首が山になる上げ方をしてローテーションを控えると
フェイスはシャットのまま上がります。
シャットで上げるテイクバックは現在の主流となっていますので
この時にすでに角度を決める上げ方が一般的と言えるでしょう。

重要なのはこれ以上手首の角度は変えない事です。
親指側に曲げるコックは打つために必要ですが、甲側や平側は
一度動かしたら打つまでは二度と変えないで固めておくことです。

初心者のほとんどはこの手首がグラついてヘッドの軌道が毎回変わり
なかなか芯に当たりません。
親指側はタイミングがズレるだけで軌道は変わりませんので、芯に
当たらない方はこの手首が動いていないかの確認が必要です。

その昔はアドレスの左手の手首の角度のまま上げて、そのまま下して
その角度のまま打つという、アドレスの再現と言われた打法がありますが
今はそんな打ち方をしているプロはほとんどいません。

これは現代の最新の欧米男子打法でのお話です。
日本の主流や女子の打法とは違いますので確認してください。




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