2018年5月9日水曜日

スイングの本質は脱力ではない?!


Question

ずっと、脱力して、ヘッドの重みだけでスイングするのが
ゴルフスイングの本質と考えてましたが、追求するほど、
どうもそれは正解者ではなく感じてます。

それは、よりよいスイングのサブ的要因で、スイングは
多少力んでてもよくて、本質は縦運動の回転が本質で
合っていますかね?


Answer

一言で脱力と言われても、どの部位をいつ脱力するのでしょうか?
また、縦運動の回転とは何を意味しているのでしょうか?
ご質問が良く見えてきません。

このようにゴルフは言語化するのが大変困難です。
ご自身は言わんとしている事がハッキリと見えておられても
それが他の人に言葉で伝わらない事がほとんどです。

まず整理しましょう。
脱力をしろと言われるのはアドレス、テイクバック、切り返しから
腰の位置までのダウンスイング、そしてフォロー後のフィニッシュです。

したがって、実際に力を込めるのはビジネスゾーンと言う事になり
それがゆえに、実際に仕事をすると言う意味でビジネスゾーン
という名がついたのです。
これはダウンスイング時の腰から腰の間です。

また、力を入れても良いかどうかという問題ですが、どの程度か
とその方向やタイミングがあります。

打法によっては本来脱力をしている位置でも力を入れて
飛距離を伸ばしたり方向性を高めたりする事もありますので
一概に良いか悪いかなどと言えるような単純な物ではありません。

まだゴルフの深さや難しさが分かっておられない方は
このように降臨感覚での思い込みや雑誌情報をやたらと信じて
下手を固めるのです。

力を入れるとか抜くとか、そんな簡単なものではありません。
各部位がいつ、どのくらいどの方向に力を入れ、どこでどの
タイミングで抜くのかなどはほとんど言葉にはできません。

もちろん打法によって難易度は違いますが、タイガー打法などの
最新の世界男子の打法はとんでもなく進化しているのです。

ただ、基本的にはこのビジネスゾーンではリリースという
アンコックと左腕のローテーションを行います。
この時に初めて力を入れますが、左手は肩が引っ張っている状態
でのガイドとなり、力を入れるのは右手で、捻じり突き刺しという
球を突き刺すような動きで右腕のスナップを使います。

そして、インパクトの瞬間に両手の握力をマックスにするという
タイミングで重量を増やすとタイミング良く振れるはずです。

自然落下や張りを使った降ろし方が基本なのですが、切り返し後は
引き落としとして引き寄せや平行落としをしながら引っ張る力を
使う超高速打法もありますので、あくまでもヘッドが走る方法で
怪我をしない範囲で行う事です。

力加減やそのタイミングなどは言語化がほとんど無理なのと、
たとえ出来てもそれを実際に体で実現するのは至難の業です。
ドリルで矯正したり、実際の動きを診ながら修正を重ねる事で
できるだけ効率の良いスイングを作り上げると良いでしょう。



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