2018年6月20日水曜日

アプローチが下手で嫌になります


Question

18ホールで少なくとも3つは10-30ヤードのアプローチが失敗します。
転がしをしてもその場所から2打で乗るくらい下手です。

ダフったり、あるいはトップしてグリーンをオーバーして上に行き、
パットが下りになり、怖がって3パットや、上に行くのを恐れて
グリーン横のラフから15ヤードのアプローチを8番で転がすつもりで
軽く打つとダフって6,7ヤードしか行かないという下手でやる気無くなります。

ドライバーやアイアンショットは気楽に打てるのにアプローチが凄く苦手で、
仲間にいつも悔しい思いの連続です。
今まで転がしで10年やってきましたが、やはりウエッジに戻して
やり直すべきでしょう。
話が長くすいませんが、ロフト角度の大きいウエッジで打つ時、
歯に当ててトップしないでサンドのように地面に滑らせて打つには
どうすべきでしょうか


Answer

ショートゲームは経験も必要なのですが、本来は一番ミスが少ない
打ち方をマスターしてからの現場での経験が必要です。
見た目を真似していくら実践で練習しても慣れるまでに時間が
掛かり過ぎてしまいます。

グリーン周りなどは起伏やライの状態で、何種類もの打ち方があり
それぞれを練習してマスターする必要があります。

転がしはまず第一優先です。
その理由はロフトが立っている番手ほどミスが少ない確率性です。
転がせるところはまず9番アイアンを立てて打つなどの
安全性を重視した打ち方を優先させます。

PWや9番アイアンを立てて打つと、リーディングエッジが地面に
ギリギリ着くか着かないかでも芯に届くのですが、SWで打つと
球が浮いていないとフェイスの芯が球の赤道まで届きません。

これはフェイスが大きいSWはソールから芯までの距離が長く
かなり打ち込まないと届かない事で、20Yほどの短い距離では
打ち込むとオーバーしてしまって使えないのです。

したがって30~40YならばSWが使えても、10~20Yで
打ち込む事ができないので打ち方を変えなければなりません。

球が浮いている場合はSWでも球を左に置いて高く上げて10Y
でもハイチップショットで寄せる事ができるのですが、
問題は球が浮いていない場合の10~15Yの寄せです。

これは何種類かあります。
まずはポップアップのピッチショットです。
トウを上げたままヒール側のバウンスを球の下に押し込んで滑らせ
るという打ち方です。

また、逆にヒールを浮かせてSWでローチップで打つ事もできます。
この場合、あまりにも近い場合にはトウ側の下の方で打つという
芯をわざと外した打ち方が有効的です。

あるいは、そのロートウで同じように打つのですが、パターの構え
と打ち方で肩の動きだけで打つとより正確に打つ事ができます。
これがパティングチップです。

このように球が浮いているかいないかだけでも何種類もの打ち方
があり、距離によってもまた違う打ち方をします。

これは芝質や濃さ、長さによって、よりミスが少ない方法で打つ
というのがコンセプトですが、番手を変える事もまた必要性が高い
事がこれでお分かりかと思います。

日本の簡単なコースでも5種類くらい、難しいコースだと10種類
くらいの寄せの打ち方をマスターすることで競技ゴルフは十分
かと思います。

世界のゴルフ場はさらに何種類かの打ち方を習得する必要があります。
まずは打法です。
しっかりそれぞれの打ち方をマットの上でマスターし、キャリーを
振り幅などの感覚で覚え、毎回同じところに落とせるようになるまでは
実践での練習はあまり意味がありません。

練習場で30Yの看板に連続で何発もぶつける事ができるように
なるまで練習し、実践ではグリーンの硬さや速さによってランが
どのくらいあるのかの距離感を身に付けます。

このキャリーとランの距離感の両方を体が覚え、調整できるように
できるまで練習する事が大切です。

寄せやパターは日本の簡単なコースで30年も実践すればプロ級に
なる事が可能ですが、30年も待つと年齢的に体力が落ちますので
ショットも寄せもどちらも早く上達させる事が重要です。

10年もゴルフ歴があってダフりトップがあるようでは、完全に
打ち方に問題があるとしか思えません。
初心に戻って、最初からまず寄せの打法を習得してください。




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