2018年7月16日月曜日

グリップエンドを引き上げる動きは必要?


Question

ゴルフダウンスイングでグリップエンドを引き上げる動きは必要ですか?


Answer

まず、グリップエンドを引き上げる動作は肩の吊り上げやブランコ漕ぎ
効果の上昇、左脚のキックによる浮き上がりなどもクラブが結果として
引きあがる原因になりますが、方法が違いますので呼び方は手だけの
場合は引き戻し、左肩の場合は吊り上げ、そして左脚で浮く場合には
飛び上がり、前傾が立つ事は起き上がりなどそれぞれ原因によって
呼び方を変えています。

これらの中でどの動作の事を質問されておられるのか分かりませんが
必要か必要でないかは個人の価値観で判断されると良いと思います。

選手によってはこれらの全てを組み込んでいる人もいますし、半分や
一つだけの選手もいますので、フォームの組み立てには最初から
これらの動作を入れるのか入れないのかを決めてから定着練習をする
事が大切です。

スイングが完成されてから良くこれらの動作に気が付いて、後から
組み込む方がおられますが、またその一つの動作によって帳尻が
合わなくなってミート率を落とし、ミスを増やし3年くらいはもとに
戻らないなどのプロセスを踏む事になり兼ねません。

この左サイドの上昇だけでもこれだけの動作がありますので、これ
でテイクバック、切り返し、ダウインスイングなどの種類を掛けると、
皆さんが想像される以上のフォームがありますので、手探りでそれらの
動きを探しながら組み立てをしていると30年経っても安定しないという
いじり過ぎ人生になってしまいます。

スイングはまずフォームから習得します。
あらゆる動きを勉強し、希望の飛距離によってそれぞれの動きを
組み込むかどうかを決めて、それからタイミング調整や方向調整をし
修正しながら定着練習をして固めます。

この判断なのですが、ほとんどの人は縦横のバランスで決めます。
ダフり気味の調整には左肩の吊り上げを入れ、インパクトを強くしたい
場合には左手の引き戻しなどを組み込む事があります。

フォームを最初に組み立てる段階で、メリット、デメリットなどを体感し、
ご自身でその動作を入れるかどうかを決め、そのメニューだけで定着させる
という練習方法が理想的です。

これらの動きは上下運動ですので、縦横のバランスを取るために組み込む
のは良いのですが、あえてこの動きを入れると難易度が上がります。
色々な動きを入れると難しくなるだけではなく、体への負担が大きくなり
年齢とともに体がその動きに耐えられなくなります。

したがって、若い時に組み立てたフォームの動き一つ一つが8割だった
としたら、その一部を引くのではなく全体を7割、6割と落としていく事で
バランスを崩さずに調整すると良いでしょう。

ジュニア選手はまず全ての飛ばしの技を習得し、世界レベルを希望するなら
その全てを組み込んだスイングを完成させる事が要求されるのですが、
ブランコ運動は現在ドラコン以外ではNGとされています。

お遊びゴルファーは左サイドの吊り上げは一切組み込む必要はなく
縦のブレは極力減らして軸が安定する振り方をした方が良いでしょう。




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