2018年7月3日火曜日

フックに悩んでます


Question

フックに悩んでます


Answer

フックと言っても色々とあります。
まず、その違いからお話しましょう。

出球方向がやや右で中央に戻って来るのはドローで
フックではありません。
しかし、真っ直ぐに出て左に曲がる、あるいは左に出て
さらに左に出るのは治さないと大怪我するフックです。

まず、フックの原理です。
出球が真っ直ぐでやや左に軽いフックをする場合はヘッドの軌道は
スクエアなのですが、フェイスが気持ち左を向いています。

これは微妙にタイミングが早かったり、あるいはインパクト時に
トウが浮いている場合です。

このインパクトでトウが上がっているのは機械で計測してもらい
その分だけライ角をフラットにしてもらうと治ります。

あるいは、インパクトでそのライ角に合わせると治ります。
この場合はハンドアップやハンドファーストにして調整します。


また、タイミングが早い場合、これはヘッドが早く戻ってきて
手を追い越している事になりますので、トップの位置を確認
してください。
ほとんどのケースはトップが深すぎています。

また、どフックをする場合はストロンググリップが原因の場合
がほとんどです。
スライスを治すために応急処置をするのが初心者ですが
上達して中級になると今度はフックが止まらなくなります。
これはヘッドが近道をして効率が上がった場合などです。

初心者の頃はヘッドが遠回りしています。
特に前倒しで打つ打法はヘッドが遠回りしているのに、無理に
ヘッドから先に落とそうと力で誤魔化すのです。

この場合、トップが深くなったりヘッドの引き寄せができるように
なると今度は地獄フックが始まります。
それを防ごうと前倒しの力を緩めると長い番手でスライスになり
今度は番手ごとに力加減を変えるという遠回りが始まります。

トップが深過ぎてストロンググリップのまま効率の良い振り方が
できるようになり、体が止まって手打ちになると最初から左に出る
どフックが止まらなくなります。

基礎通りにスクエアグリップで練習し、スライスになっても
グリップを変えるのではなく、ヘッドの軌道を変えるようにして
効率の良い打ち方にする事で遠回りしないようにする事が大切です。

基礎とは結局最終的にはそこに戻って来る事です。
最初からその通りにしておけば余計な事をせずに済むと言う事なので、
応急処置や対処療法で一時しのぎをするのではなく根本から習得し、
試合中などのすぐに修正ができない場合に限ってはその場しのぎの
テクニックを使っても良いのですが、できるだけ早く元に戻して常に
自分の打ち方を維持するようにしましょう。




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