2018年8月30日木曜日

自分の脳を騙すとは


Question

以前に、自分の脳を騙すというお話があったのですが
具体的にどういう事を意味しているのでしょうか?

脳を支配する、脳に支配されている、という意味合いが
良く分かりません。

人間で全てが脳から指令されているのではないのですか?


Answer

はい、仰る通りに医学的には全て脳から指令が来て
体を動かしているというのがメカニズムです。

しかし、脳にも意識レベルと無意識レベル、潜在脳などの言葉があるように
深層心理やトラウマレベルになるとまだ研究の段階で
完全にはまだ解明されていない部分もあるようです。

私がいいたいのは、どこで指令を出しているかではなく
いかにスイングで思った動きをするかです。

したがって、分かりやすく潜在自分と言う3つの仮名によって
説明いたしました。
いずれも潜在脳かも知れませんが、あえてそれを分かり易く置き換えて
説明しようとしたおとぎ話だと思ってください。


ある人が潜在脳はじゃじゃ馬で、体に痛みを与えるというのです。
本当は痛くないのに、痛みの神経が勝手に働いて実際に痛くなると言うのです。

一度痛みがあると、その伝達経路が太くなって、敏感に働いて
ちょっとした刺激でも痛みを感じるというのが医学的な解明なのですが
それを非科学的ですが面白く解説した話を聞いたことがありました。

休み明けに藁の筵の職場に戻るとき、がいいます。
「あぁ、行きたくない~!」

するとは「じゃあ、休んじゃえば?」と誘惑するのです。
しかし、自分としてはすぐに戻らないと何を言われるか分からないとして
「いや、休む分けには行かないよ!」と言うのです。

すると、は「あ~、もうストレスだらけのブラック企業には行きたくない!」
と言うと、は「じゃあ、有給が残っているから、それを使えば?」というのです。

しかし、自分としてはここで有給を使うと病気になった時に減給で
生活が苦しくなる、と説き伏せます。

するとは、「もうあんな会社辞めてやれ!」と叫ぶのです。
それを聞いたは体に指令して熱を出させます。

熱を認識した自分は、これなら仕方がない、病気のためにとっておいた
有給を使う事にしよう、と欠勤に至るというのです。

このお話を聞いて、私は噴き出してしまいました。
確かに心の葛藤はこのように展開する事があります。
脳が体に影響するのは確かですが、彼が言うのは痛みを与えたり
熱を出させるという力です。
しかし、逆に奇跡も起こす力を持っていると彼はいうのです。

では、どうすれば奇跡が起こせるのかです。
彼は脳や体を支配しているのは自分だというのです。
したがって、お前だな!痛みを出しているのは・・
俺は知っているぞ!と脳に向かって言います。
すると腰痛は3ヶ月で治ると言うのです。
早い人は翌日に治るそうです。

脳は勝手にストレス解消のために体に痛みを与えると彼はいいます。
医学的には相手にされませんが、これが自分が脳に支配されている
ということのようです。

自分が脳に支配されていると気がついたら、「それはおかしい!」
と思えというのです。
みんなと同じような生活をして、同じものを食べて、どうして
俺だけ病気にならなきゃならないんだ、それはおかしい!
と思えというのです。

そうか、「お前の仕業だな!俺は知ってるんだからな!でも、
そうはさせないぞ!」と強気になる事で奇跡が起きるのです。

毎日、声を出して強気、強気、強気、と唱えていると
自然に強気になるといいます。
これが言魂だそうです。

言葉には魂があるといいます。
その言葉によって脳を自分がコントロールできるのです。
これは悪く言えば洗脳であり、良く言えば自己暗示や念ずる
事になるのです。

ヒットラーがこう言ったそうです。
「人は嘘の話でも100回聞けば本当だと思う」と。

カルト集団では大きな声でどなりまくると
自然にみんなが信じてついて来るんだそうです。

100人いて、自分は黒だと思っていても99人が白だ
とういと、どうしても白だと思ってしまうものなのです。


この潜在脳にはとんでもない力があります。
痛みも与えれば熱も出す、しかし
奇跡を起こすのもこの脳なのだそうです。

場所はどこでも良いのですが、確かに奇跡を起こすことは
不可能ではありません。

自分が主人であり、心や脳はそれに従わなければならないのに
自分があまりにも弱気だから逆に支配されているのです。

これはおかしい! なんでこうなるんだ! さてはお前だな!
と気がついた時点で脳に言い聞かせろというのです。

これはゴルフでいえば、素振り通りにできない時に自分は脳に
支配されていることを知り、そうか、お前だな悪いのは!
と自分を取り戻す時に使えそうです。

そして脳を強気で支配するように念じるのです。
お前の思うようにはさせないぞ!
俺の言うことを聞け!

これが自己暗示です。
そしてこれができないはずがない、それはおかしい!
と強気で何でも乗り越えることができる原理です。

純粋でピュアな人は自然にそれをやっていると言います。
思考がポジティブだからです。
自分にはできるんだ! できない分けがない
と常に前向きでいると脳に支配されないのです。

ゴルフに限らず、成功のためには全てこれが必要なのでしょう。
もちろん、全てが揃わなければなりませんが、まずはこの
前向きな姿勢と思考が根底にあることが条件です。

思うは招く・・という言葉があります。
思うとは願う、念ずるということです。
そして招くとはそれに必要なことを引き寄せて来るということです。

その願いに対して必要なことがどんどん出てきます。
それらの手段や方法、物や人が集まってきて、見逃さなければ
その夢を達成するための条件が揃って来るのです。
その全てをこなして成功すると、これが奇跡に思えるのかも知れません。

脳を騙すとは、すなわち、脳を自分の支配下に置くという意味でした。




0 件のコメント :

コメントを投稿