2018年9月8日土曜日

改造がスコアに反映しないのはなぜ?


Question

ゴルフ歴20年になるのですが、未だに80が切れません。
改造をしてどんどん良くなっているはずなのですが、それが
スコアに反映しないのはなぜなのでしょうか?

レッスンなども何度か取った事があるのですが、その時には
上手く当たっても、すぐに当たらなくなり何か空回りしている
ような気すらします。

何かアドバイスがあればお願いします。


Answer

このような事は良くあると思います。
まず、ゴルフの原理から考えてみましょう。

質問者さんは模索しながら改造を繰り返している方だと思います。
このような中級クラスの方が非常に多いのが事実です。

なぜかと言いますと、新しい動きを習得する際には2つの重大な
問題があるのです。

1 定着するまでには時間が掛かる

2 それまではいくらでもズレ、忘れ、崩れる

定着とは同じ動作が無意識でできるようになるのに、毎日60回の
21日間連続で反復をする事です。
ところが、その間に違う動きをしたら、その分遅れるだけではなく
違うフォルダーができて、どちらのフォルダーが開くか分からない
という余計なフォルダー作りになってしまうのです。

これを防ぐにはスローやなぞりで正しい動きだけを繰り返し、
決して違う事はしない事です。
これが下手を固めると言われている事で、悪い癖をどんどん固め
何倍も何十番も遠回りする事になるのです。

そして、その動きが条件反射的な定着をするには3年は掛かります。
その期間中にはいくらでも間違った動きが入ったり、ズレたり、
忘れてやっていなかったりで、まともなスイングをする事がほとんど
不可能なのです。

これは人間ですのでタイガーウッズでも同じです。
練習をすればするほどズレるので、むしろ練習する人ほどこの修正
が必要になってきます。

ほとんどの人は何度かできるとすぐにコースで試すのですが
すぐには当たらないので模索して崩してしまいます。
そして、どんな動きだったかすら思い出せなくなり、前の振り方と
新しい振り方のミックスで崩れて逆効果になるのです。

せっかく正しい動きを習っても、それをそのまま定着させない限り
一切上達はなくスコアは良くなりません。
全ては再現性ですので、全く同じ事が100回連続でできないと
実際にコースでは役に立たないのです。

80が切れない人はこの二つが全くできていない人達です。
何年ゴルフをしようが、このように定着させずにコロコロと動きを
変えてしまうと、どれ一つ定着しないまま打っているのですから
打球が安定する分けがないのです。

スコアは安定です。
動作の定着と再現性です。
理想の打法を習得するには、それぞれの動きを正しく定着させ、
間違った動きやブレやズレがない状態で固めるしかありません。

固まるまでは何度でも修正を繰り返さなけばいくら頑張っても
上手くはならないのです。
その辺がいい加減な人がほとんどです。
したがって、シングル上が少ないのが良く理解できると思います。

調整、修正、矯正、補正とこれらを定着期間には繰り返す事を
忘れないようにしてください。






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