2018年10月20日土曜日

脇を締めるとシャンクする


Question

プロやうまい人の動画を見ると、バックスイングでみんな
右脇がある程度閉まっています。
参考にして、右脇を閉めてテイクバックするとかなりinに
引いているような気がするんですが、それで良いんでしょうか?

また、そのテイクバックをするとシャンクが頻繁に出ます。
いつもの自分の打ち方はたまにシャンクが出るかなという程度です。


Answer

ヘッドの軌道は体や脚、腕や手の全ての動きによって決まります。
もともとシャンクが出る方ですので、それらの動きに問題があります。

しかも、テイクバックでインサイドに引くとさらに軌道がフラットになり
なおさらシャンクが出るのは当然と言えるでしょう。

インサイドに引くとか上げると言う度合いは診てみないと分かりません。
しかし、シャンクが出るという結果から診断すれば、恐らくテイクバック
の軌道を修正すれば治るかと思われます。

シャンクとはヘッドが浮き、ヒール側の下(ローヒール)に当たって
アイアンならそこにソケット(シャフトの付け根)がありますので、それに
触れて右に勢いのない低い球が出る事です。

したがってウッドはローヒールに当たってもソケットがありませんので
単なるヒール引っ掛けとなって左に低い球がでてフックになります。

このようにシャンクのようなヘッドが浮き上がる原因はいくらでもあります。
速く振っただけで浮きますし、トップが低かったり肩が回っていないだけで
いくらでもシャンクします。

アドレス時のヘッドの位置とトップ時のヘッドの位置を結び、それを結ぶ
線が軌道です。

この軌道を作るのがフォームですので、これは武道でいう型になります。
ゴルフにはまだこの型のコンテストはないのですが、武道などによっては
このフォームだけで勝負したり階級を決めたりするほど重要なのです。

軌道を決めて安定させるには、全身の動きを決めなければなりません。
経験と感覚で上達すると思っている人達は、その大切な型を習得せず
自分勝手に適当に動いているために、軌道がなかなか安定しません。

そして、たまたま偶然当たったのを再現しようと必死で定着させようと
していますので、覚えていられる技の数も少なく、感覚だけに頼っている
ためにズレても分からずにどんどん変わっていきます。

これでは再現性が上がらずにミスの連発をする事になったり、大きく
崩してプロでも引退に追い込まれるまで落ちてしまうのです。

いつ、どの筋肉に、どの程度の、そしてどのくらいの時間力を入れて
その軌道を作るのかというメカニズムをしっかりと把握していないと
感覚は毎日変わりますのでズレてしまいます。

これが当たらない原因ですので、腕や手の動きは最低覚えて振らないと
ダフリトップの練習になってしまいます。

そして、それに体の動きや下半身の動きがはいると、その軌道がさらに
狂って外れて当たらなくなります。

ヘッドが浮くのは横の動きが強いからで、それに対して縦の動きを強く
するとバランスが取れて当たるようになります。

ダフる時には横の動きを強くし、トップやシャンクの時には縦を強くする
という体全体で調整する修正法を習得すると、今後もいくらでもバランス
が崩れますので、その都度対処できるようになります。

最初は型であるフォーム作りです。
思考錯誤して探すのではなく、すでに100年も前から使われている動き
を一つずつ組み込んで、ご自身のスイングをデザインし、それを定着
させる事でゴルフは上達していきます。

テイクバックの軌道はその沢山ある動きの中の一部ですので、それが
解決しても、他にいくらでもありますので、まずはそのメカニズムである
型やフォームを頭で理解する事が大切です。

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メカニズムが解説されていますので参考にしてみてください。

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