2019年7月27日土曜日

感覚的な指導が多くないですか?


Question

腕ではなく捻転でスイングの動きがようやくわかりましたー
だから強く安定した球が出るんですねー
1年かかりましたー

その結果逆に気づいたんですが、世の中にあるゴルフスイングの情報の多くて、
意識してその形や動きにするのではなく、結果的になるてのが多くないですか?
意識することと意識せず結果的になるものと分けて伝えた方がよくないですか?


Answer

ゴルフの動作を言語化する事は非常に難しく限界があります。
このご質問も良く理解できない部分があり、ほとんどの方に真意が伝わっていな
いかも知れません。

まず、質問者さんは手打ちだったのが体が使えるようになったと言う事ですね。
それは良かったのですが、果たしてそれが正しいのか、あるいは10分の1だけ
分ったのかを知る事ができますか?

言葉にはできない感覚と言うものがあります。
それを掴んだので大変喜んでおられるようですが、それがまず体の使い方として
沢山ある中の一部だったり、間違った動きだったりもあります。

ゴルフには勘違いが非常に多く、基本動作だけでもその感覚のズレがあり、まし
て飛ばしの技は10種類以上ありますので、その中の1つが分かっても、それで
キャリー300Yの曲がらないショットが打てますか?

要はいかに効率よく安定した300Yが打てるかです。
筋力ではなく技で飛ばす方法がある事にやっと気が付いた段階で、これからその
動作をご自身のスイングに組み込む作業となります。

また、その感覚は数日で忘れますので、思い出しながら反復して定着させるのに
毎日60回で21日間掛かります。
また、徐々にズレて結局違う事をしていたり、感覚が変わったり、消えたりしま
すので、毎日でも診断して調整して元に戻す必要があるのです。


ゴルフはその部分的な動作が出来るまでに3週間、そして精度を上げて方向や縦
距離などをより正確にするには3年は掛かりますので、その間に何度でも忘れた
り、ズレて結局元に戻ってしまう事があります。

しかも、100ポイントの動作確認や何十種類もの体の使い方やタイミングなど
それぞれが習得できてからの方向調整や精度を上げる練習ですので、課題が多過
ぎて一度にできない、癖が出る、分かっていてもできない事などがあり、その間
にズレまくり、修正を間違えると崩れます。

これを診断して修正しながら定着するまでは毎日、あるいは最低一日おきに確認
調整して、その動きを維持する事の方がもっと大変です。

確かにゴルフ情報は間違ったもの、効率の悪いもの、怪我をするもの、違う打法
のもの等色々とあり、それに時代によって違う流行りの打法の動きや一部を強調
して強くした打法や自分にしかできない癖を固めた打法など、使えるものだけで
も各部位掛ける数種類になりますので、その規格も違う、材料も色も違う部品を
集めても製品にはならないのです。

まずはその部品を整理し、大きさや色を合わせてから組み立てるための設計図を
ご自身で作るか買うかどちらかで、診断法や、違う部品だと分かったら交換する
ための修正法など、また、部品同士がズレた時に調整してぴったりと合わせたり、
崩れないように接着させながら組み立てるなどのノウハウを知る事が大切です。

日本人はメカニズムを嫌い、出来た時の感覚を教える方法が主流です。
これはどうするとその感覚になるのかが理解できていないからです。
感性派の人はその感覚を探すのは上手いのですが、人に伝える事が出来ません。
したがって、出来た時の自分の感覚を教えるしかないのです。

この感覚ほど当てにならない物はなく、人によって違い、すぐに忘れ、崩れた時に
もとに戻すのがほぼ不可能です。
動作はメカニズムで伝えるとすぐに分かります。
教え方に問題があるのは質問者さんの仰る通りだと思います。




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