リハーサルスイングの意味

Question

打つ前のルーティイン時、プロや上級者の方で、テークバックのクラブが
右腰の高さに上がった時、クラブが飛球線真後ろ一直線上、地面と水平
の位置になるように確認しながら打つ方がいますが、あれはどういう意味
があるのですか？
プロでは藤本佳則選手が打つ前にクラブをこの位置で止めて目で確認
する作業を毎回必ずしています。


Answer

これはアメリカではリハーサルスイングと呼ばれ、打つ前に軌道を確認
するために、その軌道をなぞります。

シャフトが水平になった位置で、飛球線上にヘッドがある場合と、手から
後方に引いた線上に位置する場合の２種類の方法があります。

後者は肩を一緒に回し、前者は手首だけの動きで手自体は動かさずに上げ
る方法で、これは手首をカップからボールドにする動きの確認や、その時
の速度で肩を回すためのリハーサルです。

恐らく質問者さんは後者の場合で、シャフトが水平に上がった位置では
後方から見て手とヘッドが重なると思います。
これは肩も入れたリハーサルで、おそらく腰は止めたままです。

これが実際にテイクバックする時の軌道ですので、実際に上げる時には
そのヘッドの位置を通るように上げる事でショットを安定をさせる目的が
あります。

テイクバックはショットの８割を決めてしまうと言われるほと重要です。
クラブを上げる時にアップライトに上げたり、フラットに上げていると、
その都度違う場所にヘッドが行ってしまい、違うトップの位置から降ろし
て来るので芯を外します。

軌道を毎回同じにする一つの方法としてとても効果的ですので、これを
ルティーンに入れて打つようにすると良いでしょう。