2019年11月29日金曜日

右足の裏がめくれて行くのはなぜ?


Question

プロのスイングを見ていて気が付きました。
トップからの切り返し後に、右足の裏が徐々にめくれていって45度くらいの時点で
一瞬とまった後、再度めくれていって、真っすぐに90度にたつようになっています
が、ここがスイングで重要な箇所ではないかと思い始めました。

これは、なんのためにこうなっていて、こういった動きはどうやったらできるもの
でしょうか?


Answer

はい、外人選手のスイングを動画で見る環境が良くなっていますので、最近ではこ
のようにアマチュアの方でも分かる時代になりました。

この動きは右脚の蹴りです。

腰を開くスピードを上げ、押し込みの重量を増やすために右脚のカカトを上げてか
ら膝を伸ばす事で地面を蹴っているのです。

この蹴りで20Yほど飛距離が伸びますので、タイガーウッズの飛距離の一部はこ
の右脚で出しています。

ところが、タイガーをカンコピしていたアダムスコットは30才になった時にこの
蹴りを辞めてツッパリだけにしました。
それはタイガー打法の本家本元が何度も手術をしていたからです。

飛ばしの技は15種類ほどありますが、そのうちの一つがこれで、最近ではほぼア
メリカツアーの全員がこのカカトを上げての蹴りか、カカトを上げない蹴り、ある
いはツッパリだけと、それぞれ違う方法で飛距離を稼いでいます。

中にはカカトを10cmほど上げてその位置から蹴っている選手もいます。
蹴り幅を大きくすると小柄でもキャリーで300Yを超える飛距離が出せるのです。

この動きはスローで見ると良く分かりますが、動画を自由に見れない時代には何を
しているのかがトッププロ達でも分かりませんでした。
また、日本では足がめくれるとか浮くだとか、それを防ぐためにベタ足にしろなど
と良く分からない解説が横行して混乱しています。

世界の打法はタイガー打法が主流で、その飛ばしの技の一部だけ大きくした打法が
残りを占めていると言っても過言ではありません。
今や世界は日本の30年も先に進化していますので、まずはタイガー打法を習得し
ては如何でしょうか?





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