2020年4月16日木曜日

GGスイングって本物ですかね?


Question

ゴルフのスイング理論でGGスイングってありますよね?
あれって、本物ですかね?

マシューウルフがPGAで活躍しだしたら皆んなこぞって
真似しだすのでしょうかね?

本気でスイング改造しようか迷ってます。
プロ宣言したホフランドもその理論が入ってると思います。
次の時代のスイング理論な気がします。


Answer

ウルフはGGスイングの代表とされているようですが、先生の
ジョージガンガスは「彼はやり過ぎだ」と言ったそうです。

スイングの前に変な動きをしたり、とても癖の強いスイングを
しており、その不要な動きまで真似している人を練習場で見か
けた事があります。

彼のヘッドの軌道はアップライトに上げてフラットに降ろして
来ると言うAスイングを大きくしたもので、下半身の動きはそ
の昔のクラシックスイングにスクワットジャンプを入れた打法
です。

Aスイングはレッドベター氏が推奨する打法で、トップ選手の
中にも何人かいました。

その昔フレッドカプルスが軽く振って飛ばす事で真似した人も
いましたが結局誰一人続かず、デイビスラブが20Y平均飛距
離を伸ばすとそれを真似しようとした人達がいましたが、結局
本人が飛距離を抑えてしまいました。

ただ、この二人は未だに活躍しており、その間にはタイガーの
出現によって陰を潜めてしまいました。

タイガーウッズは当時の流行りであったジャックニクラウスや
トムワトソンなどの中期の打法が主流だった頃にクラシカルの
打法にさらに飛距離を伸ばした打法を開発し、ゴルフを大きく
進化させました。

当時有名だったニックファルドー、セビバラステロス、サンデ
ィーライルなどの進化系のスムーズなスイングもタイガーウッ
ズに吸収されてその一部がタイガー打法に残されています。

このように歴史から見ると進化の方向性としては飛距離がメイ
ンだった事が分かります。
平均飛距離が280Yの時代に300Yを超えたタイガーウッ
ズだったからが大きな理由なのですが、さらにスイング自体が
美しい事と、何と言っても優勝数です。

彼はPGAだけでも歴代の82勝に並んでおり、強い選手、テ
レビに映っている時間が長い選手などがヒーローになる要因で
すので、ウルフが今度どれだけ活躍するかによって真似する人
がどれけ増えるかが決まると思います。

ゴルフは自由ですし、本物とか偽物などと言う分類はありませ
んし、どんな打法でも再現性を上げればスコアは良くなります。
再現性が上がらない打法でない限り、また飛距離が出ない打法
でない限りは時代を超えて残っています。

同じプロでも一勝して終わってしまう選手、メジャーに勝てな
い選手、勝っても4大メジャーに全て勝てるかどうかなど、レ
ベルの違いがあります。
また、スイングの美しさやドラマ性などでも人気の違いがあり
ますので個人の価値観や好みで選択すれば良いと思います。




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