2018年11月1日木曜日

スイングに正解はないのではないか?


Question

スイングに正解はないのではないか?と思ってきました。

最近ではアイアンが調子が良く真っ直ぐ飛ぶのですが
真っ直ぐ飛ぶ時は自分の理想とは違うイメージなので
こんなのでいいのか?

自分は思いっきり腰が先に開いてしまっている感覚なのですが
真っ直ぐ飛ぶのを信じて、理想とは違うと思いつつ
そのスイングをしていった方が良いのでしょうか?


Answer

正解論ですか?
何をもって正解とするのかは人それぞれだと思います。

しかし、思い込みや勘違いで理想像すら理想ではない事があり、
まして、正解などは定義も法則もありませんので、論議する事自体が
ナンセンスかも知れません。

ただ、芸術などとは違ってゴルフはスコアで比較する事ができます。
追求するのでしたらスコアが一番良い事が正解なのでしょう。
となると、逆算してどう動くかを検証してみれば、ある程度はどんな
動作が正解なのかは分かるはずです。

まず打法を良く知らない人が、その動きや違いも分からずに、ご自身
の知識内だけで正解だとか不正解、あるいは理想だとか考えている事
自体が、小学生が理想の社会や夫婦関係を語るような印象です。

スイングは色々な動きの組み合わせです。
色々な打法はありますが、それぞれにどの動きがどれだか入って
どの角度でどう振っているかが違うだけで、基本的には前後左右上下
の帳尻が合っていればどれでも打てるのです。

しかし、違いは方向性、飛距離、定着期間、難易度、正確性や再現性
などで、どんな動きを入れるか、どんな角度でどのタイミングで入れる
かなどでこれらの違いが出るのです。

結局理想とは飛距離は要らないから方向を良くしたい、スコアなどは
どうでもとにかく飛ばしたいなどと、好みによってどんな振り方を
したいかが決まるのかも知れません。

ちなみにご質問の「腰が回って先に開いてしまう」のを間違いだとする
打法は聞いた事がありません。
誰が間違いだと言っているのでしょうか?

もちろん腰を開かずに打つ事はできます。
しかし、腰などの体を使わずに打つのでは手打ちとなってしまいます。

腰が先回りして上体を動かす動力になるのに、これを使わないのでは
実にもったいないお話です。

手打ちも打法です。
コントロールショットやピッチショットなどはほとんど手打ちです。
ただ、これらは飛距離を必要としないので、わざと体を使わずに安全
を考えた方向重視の打ち方なのです。

それはそれで正解と言えるでしょう。
しかし、300Yキャリーで飛ばすのに、体や脚などを使わずに飛ばせる
人はゴリラのような筋肉質の人くらいかも知れません。

あえて理想と言うならば、効率の良いスイングでしょう。
軽く振ってキャリーで300Y飛べばそれが正解なのかも知れません。

これには飛ばしの技が必要で、あとは筋力です。
技だけでも、筋肉だけでも理想とは言えませんし、全身を満遍なく使って
怪我をしない打法をデザインし定着させる事が理想なのでしょう。

スイングはまず基本動作があります。
テイクバックして切り返し、ダウンスイングして打つという実にシンプル
な打ち方がそれです。

この基本動作で打つ打法は飛距離がなく、200Y程度しか飛びません。
これに両脚、腰、胴回り、脇、上体、などの全身を使うと300Yになり
それぞれに使い方があります。

ほとんどの人は肩を回し、腕や手だけで打ちますが、それに体全体を使い
バランス良くタイミングを合わせるととんでもない飛距離が出るのです。

まずはご自身で正解だとか不正解と判断するのではなく、どのような技術
が存在し、どこまでそれを習得できて使えるかと言う、具体的なスイング
デザインを行い、それを修正しながら定着させ、安定させて精度を上げる
という練習をされては如何かと思います。








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