2018年12月22日土曜日

ドライバーでチョロするのですが


Question

練習場ではドライバーが問題なく当たるのに、コースに出ると、
3~4回はボールの頭を叩き、トップ?チョロします。

ドライバーでチョロすると、一気にゴルフがつまらなくなります。
原因として何が考えられるでしょうか。
平均スコアは90~100です。


Answer

ドライバーはもともとシャフトが長いので難しいクラブです。
特に朝のスタートホールは緊張してチョロをする人が一番多いようです。

これは緊張や初打ちの不安があるにも関わらず、チョロをしたらどうしよう
というネガティブな頭になったり、逆に上手いところを見せてやろうという
雑念が入って、普段とは違う事をやってしまうからです。

この時に飛ばしてやろう、練習場でたまに出る会心のショットを打とう、いい
ところを見せてやろうとするとほとんどの人は力んでしまうのです。

この力みによってヘッドが浮き、ヒールトップしてチョロが出る事が多いので
まずは普段と同じスイングができるように、このような雑念を捨て、集中する
事が大切です。

では、なぜ力むとヘッドが浮くのでしょうか?
浮かない打ち方をすれば力んでも当たるはずです。

トッププレイヤーやドラコン選手が思い切り振ってもヘッドが浮かないのは
何故なのかを知る事で、メンタル的な問題ではなく技術的な問題を解決する
事ができるはずです。

まず、力を入れるとヘッドが浮く人は打ち方が違います。
というか、むしろアマチュアはこの打ち方がほとんどです。

本来はそうではなく、バンプ、ダンプ、ターンの順序なのですが、ほとんどの
アマチュアはターン、ダンプで打っています。

バンプとは左肩を止めたまま打つ準備をする事です。
この準備とは体重移動が一つ、これは左に移動する事で体重を乗せる事が
できます。

また、体に張りを作り体勢をインパクト時の形に近づけます。
肩を回さず、クラブも降ろさずにこの体勢を作り、さらに腹筋にエネルギーを
タメます。

この作業が切り返しと言われる部分で、この作業が一番最初なのですが、これ
を行わずにいきなり左の肩で引っ張って打とうとするとヘッドが浮くのです。

肩始動で打つ限りは力を入れれば入れるほどヘッドが浮きますので、まずは
この効率の悪い打ち方を改造する必要があります。

バンプのタメを行って体はインパクトの形になったら次はダンプです。
これは引き落としですので、ここでもまだ回転をさせずに縦の動きです。
これは感覚的には飛球線上後方を向いたままクラブを左斜め下に落とすという
動作で、いわゆる背面打ちをしている感覚です。

この引き落としがあってから初めて体ごと回転させるターンがあるのです。
この順序と動作をまず習得するとヒールトップのほとんどの原因が解決されます。

また、肩を水平に回していると遠心力でヘッドが浮きますので、これもチョロ
の原因となりますので、ヘッド、手、肩の三軌道が一面化するフォームにする
事も高速スイングには役に立ちます。

このような高度な技術は面倒だと言われる方はゆっくりと振る事、スタート
ホールは置きに行くだけにして振らない事でヒールトップはなくなるでしょう。





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