ドライバーの飛距離が全く伸びない

Question

ドライバーの飛距離が全く伸びないのですが、
どういった練習が効果的ですか？

現在、当たっても200ヤードいく事がなかなかありません。
体格は、身長180センチぐらいで80キロです。

スコアは90台後半～110台をいったりきたりしています。

何かアドバイスがあれば
ぜひよろしくお願い致します。


Answer

飛距離はプレーするコースによって必要になるのですが、アマチュアの
競技に出るのでしたら今は７０００Yを超えますので、２８０Yほどは
最低欲しいところです。

さて、２００Yと２８０Yの違いをまず理解する事が大切です。
２００Yの飛距離で良いのでしたらどんなスイングをしていても構わず
手打ちだろうが、置きに行こうが関係なくFWヒット率１００％で常に
回る事も十分に可能です。

そしてまずすぐにでも当たるようになり、簡単で定着も早く、再現性が
高くなります。
ただ、これ自体もやり方があります。

しかし、２８０Yの飛距離を出すには手打ちではまず出ません。
体を使ったスイングを覚える事でしか、それ以上の飛距離は期待できず、
どう動くのかを習得する必要があります。

そして、飛ばしの技がほぼ全て入っているのがタイガー打法です。
この打法は基本動作だけで２００Y出ます。
そして飛ばしの技は１０種類以上ありますので、一つをいれる度に
平均２０Yづつは伸びますので、全部を入れると４００Y出る打法です。

しかし、その技を全て１０割の動きと力で入れると飛びますが怪我します。
タイガー本人が８回ほど手術していますので要注意です。

また、これらの技術は世界最高峰の技術ですので、難易度も最も高く
この動きを解説するだけで８時間掛かります。

そして、これらの動作を具体的にできるように動作指導をすると、数か月
から数年掛かります。
ちゃんとした動作ができるようになるだけで長い人は４～５年、そして
さらに定着期間がまた更に３年ほど掛かる事があります。

そして、さらに癖を抜いたり、ズレを修正したり、バランスや方向の調整
をしながらでは仕上がるのに遅い人は１０年ほど掛かる場合もあります。
ただ、それでも仕上がれば良い方で、まずどんな動きなのかを理解し、
動けるようになるまで行かない人、できてもズレて崩れる人、忘れたり
積りになっていて思ったように仕上がらない人がほとんどです。

ただ、器用で運動神経の良い人は５~６年で仕上げる人もいます。
タイガーは３年で改造しましたので、スーパースターでも３年ですので
改造を甘く見ない事です。

２００Yと３００Yの違いは難易度が１０倍も２０倍も違うと言う事です。
飛距離を出せば出すほど難しく、習得に時間が掛かると言う事です。

スコアは２００Yでも３００Yでも、定着しない限りは良くなりません。
中には出来ない動きなども出て来ますし、今までの悪い癖を抜くだけで
数か月掛かったり、サボればいくらでも戻ったり、脇道に入ったり、また
ちゃんとした指導を受けていない人は出来ている積りになっていたり、
ズレていても気が付かずに理想のスイングができなくなります。

飛距離はどの長さのコースでプレーするのかで決まります。
全米アマに出るのでしたらキャリーで３００Y必要ですが、クラチャン程度
でしたら２００Yでも大丈夫です。

６０００Y級のコースでしたら３００Y出せる人はDRを持つ事ができません
ので、逆に飛距離が邪魔になる事もあります。
しかも、安定していないと「ゴルフは上がってなんぼ」とか嫌味を言われ
安定すると「若い人は飛ぶね～」とか、「いつ仕事しているのかな」など
オヤジゴルファーから脚を引っ張られるのです。

しかし、６５００Y程になると極端にFWが狭くない限りはDRが飛ぶ人の方
が圧倒的に有利になってきます。
そして安定すれば競技に出場してレベルの高いゴルフが出来きます。

早くスコアを良くしたいのでしたら、今の打法を磨いてミスがでないように
練習量を増やせば最短で８０台は出るでしょう。
また、ショートゲームを磨いてショットが安定すればパーは出ます。

しかし、バックティーからアンダーで回るのが目標でしたら、飛距離が
足りません。
まずはどこを目指すかです。

２４０Y程度で固めるなら飛ばしの技を２つほど足せば良いのですが、これ
から１００Y伸ばそうと思ったら５つの技を習得し、それを定着させ
安定させて、後戻りがなければ３年くらいはスコアメイクはできませんが
その後に自己ベストが毎回出るくらいに伸びて行きます。

今すぐ８０台を出したいと言うのでしたら小さくまとめた方が早いのですが、
その先で飛距離が足りないために大きな壁が待ち構えており、そこで改造と
なると、今よりも癖を抜く作業が大変になり、年齢的なディスアドバンテージ
も出てきます。
どうされるかは個人の価値観や目標で選択すると良いでしょう。