2019年4月11日木曜日

練習方法と内容について


Question

1、ひたすら素振りをする。
2、ひたすら打ちっぱなしで球を打つ。
3、1と2のミックス(例えば10回素振りして10回球を打つとか)

1、2、3 どれが効果的でしょうか?


Answer

練習方法は様々です。
その時期や何の練習をするかで内容が変わります。

まず、幼少期は遊びとして自由に振って、何回にか一回当たると学習
して自分でその軌道や形を習得していきます。

ところが、それが必ずしも効率の良い振り方とは限りません。
どこかで限界がきて、基礎からやり直す事になるのですが、それでも
楽しいというやる気を出すには最高の練習方法です。

そしてそのゴルフの魔力に魅せられた人は球は打たなくてもフォーム
を作るエアーやシュミレーション、あるいは素振りだけで形を作る事
ができます。

ただ、これも限界があって2年も3年も素振りだけと言う分けには行
かず、途中で球を打って、芯に当たる快感を味わないと続かない人が
ほとんどです。

真剣にゴルフを始めようと決意した人は、基礎練習や基本動作を習得
し、フォームと呼ばれる武道で言う型を覚える必要があります。
型とは最も効率の良い動きであって、それを反復する事で反射的にそ
の動きができるようにするものです。

ゴルフも全くその部分は同じで、フォームを完全に条件反射になるま
で反復する必要があり、それはなぞりやスロースイングでも正しい動
きであれば定着させる事ができます。

適当に振ってダメ出しで治して行くには、難易度の高い打法はとても
困難で、手首の動き、腕の動き、肩の動き、腰や脚などの動きがそれ
ぞれタイミング良く、正しい筋肉で効率の良い動きをするように筋肉
に覚えさせるために分解ドリルで習得します。

最初は精度ではなく、正しい動きとタイミングを覚えます。
ヘッドと手の間の時間差、手と肩の間の時間差、肩と腰、腰と脚と言
うように、それぞれの部位の間に時間差があり、それがしなりとなり
ムチのように、ヘッドが後から降りて来るフォームを体に覚えさせる
必要があり、最初は球に当たるはずがなく、逆に球があるとそのフォ
ーム通りに体は動かないものです。

球を意識すると体の各部位の動きに神経が行かなくなり、フォーム作
りが出来ませんので、最初は体の動きだけ、腕の動きだけというよう
に分解してそれぞれの部位の動きを覚え、後でそれらを組み合わせま
す。

エアーや素振りでまずはその型を覚える事です。
武道でも対戦する前に型は覚える必要があり、それが基礎となって、
あとは相手の出方によって自分の中にある引き出しにある動きが出て
来るのです。

ゴルフも同じように、まずはその動きを完全に体に染み込ませておく
事で初めてその動きができるのです。
そしてその型は打法によってシンプルな物は5分で習得でき、最高峰
の飛距離を出す打法は型の習得だけで2~3年掛かります。
そして、どちらも定着には数か月から数年掛かりますので、その際は
実際に球を打って方向や飛距離を安定させますので、この際はできる
だけ多く球を打って再現性を高めます。

また、癖は矯正ドリルで治し、できない部分はそこだけのドリルで反
復し、そのドリルをサンドイッチしながら打つ練習も時には必要です。

したがって、質問者さんの3つの違った練習方法は全て必要だと言う
事で、それぞれの時期によってそれを使い分ける必要があります。

練習方法やその内容によって将来的に雲泥の差がでます。
無暗にスコアだけ上げようとして小さくまとめると、あとで伸びなく
なり、また一からやり直しで、かえって遠回りする事になりますので、
効率の良い練習方法を習得するようにしてください。




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