2019年5月12日日曜日

なぜこんなに難しいのでしょうか


Question

自分は40代後半男性です、
気が多くいろいろ趣味やスポーツをしてました。

しかし、ゴルフを始めて、ゴルフだけはまったく思うような上達はなく、
結果もでません。

昨日は簡単に出来て、今日はまったく出来ないとか、
そんなことばかりです。

始めたのが40代半ばなので、年齢的な難しさもあるとは思いますが、
なぜこんなに難しいのでしょうか。


Answer

年齢ではなく、ゴルフ自体が難しいのです。
ゴルフは地球上で一番難しいスポーツだと言われていますが、プロの試合
などを見ていると、いかにも簡単に見えて勘違いするのです。

何で当たらないのか・・と悩む人が多いのですが、当たる方が奇跡だと想え
るようになるとゴルフの本来の姿が見えて来るかと思います。

ゴルフの難しさは毎回同じ事をしなければならないという再現性にあります。
これは動作を完全に全て定着させなければならない事、その動きの精度をmm
単位まで上げる事、また、ライや風などの条件の違う状況からも同じように打
てる事などの技術が必要で、それには何年も掛かります。

また、メンタル面で全く違う事をやってみたり、突然どう動くのかを忘れたり
軌道がズレても自分では気が付かない、そして思っている事と全く違う事を
やっていたり、崩れても治せないなど、上達しない原因はいくらでもあります。

一番シンプルな打法でもこのように簡単には行きません。
まして、現在世界レベルの打法は数十倍も難しいのです。

まずはこのような認識と覚悟が必要かと思います。
野球の部活で週一の練習と、月一の実践練習だけで甲子園に行けるはずがあり
ません。
しかし、ゴルフに関してはそれでプロになれると思っている人がいます。

このような人は、まず意識改革が必要で、基礎を習い、間違った練習をせず、
空回りをしない、ズレを常に修正しながらフォームを崩さない、診断力と修正
力を身に着けて常に正しい動きと軌道を維持するなど、毎日の地道な基礎練習
を欠かさない事です。

ゴルフは職人芸ですので、見習い3年、一人前になるには10年掛かります。
シンプル打法なら見て盗んでできるのですが、タイガー打法などは見ても分か
りません。

ジャンク理論などがかなり横行し、有名で実力のある人がトンチンカンな解説
をする業界ですので、運の悪い人はそれらの有害な理論や打法にとりつかれて
いくらでも遠回りするのがゴルフです。

真剣に、そして慎重に打法やフォームと取り組み、ゴルフ人生を無駄なく充実
させていただきたいと思います。




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