スイング分析でキレられた

Question

某量販店で、無料のクラブフィッティング(スイング分析)をしてもらった際、
最後にスイングのどこか直した方がいいですか?と聞いたところ「うちは
あくまで客の今のスイングに合ったクラブを提示しているだけだ」と引き
攣った顔でキレられました。
そんなもんですか?


Answer

客に対してキレるとは店員以前の問題ですね。
ゴルフショップは本当に横柄な店員が多い事にイラ立ちます。
知ったかぶりの店員が持論を展開して、人を小ばかにした態度で講義する
事が実に多いのに驚かされます。

ゴルフショップではコーチを置くほど余裕はありません。
スイングの分析は機械がする事で、その機械の取扱い方法を知っていれば
だれでもデータを出す事ができます。

たとえば、サイドスピンが多い人少ない人は数値で分かります。
しかし、ではどこをどうしたらその数値を変える事ができるかはコーチの
仕事です。

ヘッドの入射角度が出ても、ではそれをどこの筋肉の力を変えて、どの
タイミングにすれば治せるのかは専門知識です。
レッスンプロですら分からない人が多いのに、まして店員さんに分かる
はずがありません。
分かるくらいならコーチをやっているかも知れません。

また、販売側はクラブでその人の癖をカバーする事を考えて販売しており
お客様をプロとして扱っているがために、スイングをどうしろと言う事は
言えない立場にあります。

スイングを治してしまったらクラブは売れませんので、フック気味の人
にはトウ側に芯があるクラブを売り、スライスの人にはヒール側が重い
物を売ればある程度は解消されますが、日替わりゴルファーや安定して
いないゴルファーばかりなので、その時のスイングに合ったクラブとして
の範囲内のお話になります。

また、ドスライスを打つ人にはいくらクラブで細工しても修正できません
ので、まずはスイング自体を理想な物にし、プロ級になったらクラブで
調整するという事を考えた方が良いでしょう。

初心者はクラブでスコアを買おうとしていますが、大きな間違いです。
クラブは調整さえできていれば、何を使ってもほとんど同じです。

白黒の時代に未だに破れない歴代記録が出ており、それを敗れるかどうか
はタイガーウッズただ一人にしかチャンスがありません。
道具の進化だのデータゴルフだので騒いでいるのは道具を売るための策で
あって、決してゴルフ上達法ではないのです。

道具や機械にあまり頼り過ぎないようにしてください。