2019年12月24日火曜日

アンソンジュのスイングを絶賛?!


Question

体重移動についてですが、以前に女子プロの試合で解説者がアンソンジュの
スイングを絶賛していたのです。
その理由としてインパクトまで右のかかとが上がらないことを指摘していたのです。

私が真似をするとインパクトで右足体重になってしまい、そのままフォローで体重
が左足にのれないのですが、どこか間違っているのでしょうか?


Answer

確かにやたらとこのベタ足打法を推奨している人がいるのですが、これは価値観の
違いだと思います。
それぞれにメリットデメリットがあり、どちらを取るかの問題ですので真似するか
どうかは個人の自由と言うのが私の結論です。

右足のカカトを上げずにインパクトにすると体重移動が少なくなって安定性が高ま
ると言うメリットがあります。
ただ、右足の踵を上げて蹴る打法があるのですが、それはどう解説しているのでし
ょうか。

タイガー打法はまさにカカトを上げて蹴っているために飛距離が、それだけで20
~30Y飛距離が伸びます。
そしてそれが現代の主流となっていますので、それに対抗して反対理論でキャッチ
に使っている雑誌などは良く目にします。

ベタ足は体重移動し過ぎて左に突っ込む人の矯正運動としてしばらくこの打ち方を
してもらう事があるのですが、それをやり過ぎるとそれが定着してしまって治らな
くなる事があります。

カカトを上げて蹴ると蹴り幅が大きくなりますので、ジャスティントーマスなどは
10cmほどカカトを上げてその位置から蹴るために腰の回転が加速されてスイン
グ速度が上がっています。

これを0cmにするか、4cmにするか、8cmにするかは自由ですし、それぞれ
のタイミングやバランスがありますので、どこまで上げて蹴るかは自由です。

どんな事をしようと飛距離が出れば出るほど不安定度が増すのは当然です。
それでも飛距離を伸ばして安定させようと努力しているのが世界のトップ選手達で
これが打法の進化の要因となっています。

どれだけ練習ができるか、どこまで体力的に耐えられるか、気力や経済力にもなる
かも知れませんが、より難易度の高い高度な技術に挑戦する事を美徳とするか、あ
るいは再現性を高めるために安全に行くかの価値観の違いとも言えるでしょう。




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