2019年12月26日木曜日

シャフトを替えたらスライスが出る


Question

アイアンを買い替えた際に、シャフトを旧ダイナミックゴールドS200から
NSPRO 950GHに変えました。
すると、スライスが頻繁に出るようになってしまいました。
良い時で、フェードとスライスの中間ぐらいです。

スイング動画を見てみるとフェースが開いた状態で入っているように見えます。
ダフったりトップしたりと安定感も無くなりました。
(これはただの技術的な問題かもしれませんが・・)
シャフトをダイナミックゴールドに戻した方が良いのか迷ってますので、
アドバイス下さい。

40代前半の男です。ドライバーのヘッドスピードは43m/sぐらいです。


Answer

なぜ、わざわざ柔らかいシャフトに、しかも高い物に交換したのでしょうか?
柔らかく軽いシャフトは捻じれが大きく、フェイスが戻って来ないので開いて
当たり、スライスが出るのは原理を考えれば当然の事です。

老化して力がなくなったから軽いシャフトに替えると良く聞くのですが、40
代前半でそんなことを言っていたのでは話になりません。
障害や持病などがあるのでしたら仕方がないのですが、まだバリバリの健常者
でしたら筋力を増やす事が充分に可能です。
どうしても使いたいのでしたらもっとゆっくりと振らなければなりません。

ヘッド速度の速い人は柔らかいシャフトは使えませんが、遅い人はどんな硬さ
のシャフトでも使えます。

メーカーは軟らかいシャフトを売れば、次に試打に来た時にちょっとだけ硬い
シャフトが売れます。
そして、次にまた来た時にはまたちょっとだけ硬い物を奨めていけば非消耗品
を消耗品のように回転させる事ができるのです。

また、みんなが硬いシャフトを使ってしまって売れなくなった時には今度は逆
に軽い方が飛びますとか言ってどんどん軽い物を売れば良いのです。

これは販促テクニックの一つです。
そして、番手ずらしをしては7番で180Y飛ぶと宣伝して売りまくっており、
実は5番アイアンと同じロフト角に立てただけなのです。

DRシャフトのフレックス表示はどんどん柔らかくして、昔のSよりも今のXの
方が柔らかいのです。

これは試打によってHSが上がってますからレベルアップして硬い物にしましょ
うと言うと、計測で上乗せしているのに騙されて、いい気になって表示は硬く
ても同じ硬さのシャフトを買わされて喜んでいるのです。

アイアンのシャフトなどせいぜい10~20g程度しか違いません。
400g中の20gって、持って分かる人がいるでしょうか?
もちろんヘッドに20gの鉛を貼れば振った時に重いでしょうが、シャフトは
手元まで平均して重いので、振ってもほとんど分かりません。

クラブが重いならヘッドの軽い物にするとか、シャフトを切って短くしてウエ
イトバランスを軽くした方がよほど違いが分かります。

軽いシャフトは鉄もカーボンも材料が少ない分薄いので捻じれが大きくなりま
すのでトルクと言う表示を確認してください。
この数値が低いほど捻じれにくいので曲がり難いと言う事です。

DGに戻せばスライスは出なくなりますが、捻じれる分だけフェイスを左に向け
て打てばバラつきはありますが真っ直ぐに打てるようになるかと思います。
ただ、安定させるにはよほど正確に速度を一定にする必要がありますので、DG
に戻した方が簡単かと思います。





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