2019年12月28日土曜日

すくい打ちて何?


Question

すくい打ちて何?
地面にあるボールをすくって打つ方が神だと思うのだぜよ


Answer

仰る通りです。
そんなことは不可能なのですが、動作が似ている事で昔からそう言われるように
なっています。

掬い打ちとは柄杓の先に水を入れて持ち上げる動作で、クラブのヘッドで球を持
ち上げるような動きに似ている事から付けられた動作の様子です。

初心者に多いのはヘッドを走らせようと前倒しする事です。
手よりもヘッドを先に走らせようと右手でクラブを返す動作をダウンスイングの
初期段階で行うとこの掬い打ちの動作になるのです。
いわゆるハンドファーストの反対でハンドレイトと言われる形です。

この動きは逆にヘッド速度を落としてしまい、力だけで打つ事になります。
この動作でヘッドを走らせようとした場合にはヘッドの速度は上がりません。

ではどうするかです。
ヘッドを走らせるのとスイング速度を上げるのは違う動作です。
スイング速度とは手の速さであり、ヘッドを走らせるのはヘッドの速度ですが、
手の速度を上げようとする力や、ヘッドを先に落とそうとする力で振ると、それ
が力みと言われる症状になります。

ゴルフはスイング速度ではなく、ヘッドの速度で飛距離がほぼ決まります。
そのため、ヘッドを走らせる技術を習得する必要があるのです。

その秘密はクラブの動きを操作する手の動きにあります。
ヘッド速度はリリースの時期に関わっており、インパクトの直前までリリースせ
ずに、ギリギリですると言うレイトヒティング度で決まります。

リリースとは左腕のローテーションとコックを解く二つの動作です。
この二つをギリギリまでせずに、最後の最後で一気に行う事でヘッドスピードが
上がるのです。

この技が「グリップエンドの突き刺し」や「ヘッドの後ろ倒し」などです。
これらの動作をスイングに組み込んだのがプロの打法です。

どれをどのくらい組み込むかによって見え方が違ったり飛距離が変わります。
ミクシーのバーチャルゴルフ教室にはこのメカニズムが書かれています。
参考にしてください。





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