2019年12月8日日曜日

すぐに諦めてしまう同伴者


Question

付き合いでたまにラウンドする方がいます。
その方はいつも110~130ぐらいで、お世辞にも上手いとは言えないのですが、
毎回今日こそは100切り!と意気込んでいます。

まあそれはいいのですが、いざ始まるとトリやダブルパーを出してしまい
「あー今日もダメだな...」「もう無理だな」といった具合にすぐに意気消沈し
ています。

私も出来る限り士気を上げようとはするのですが、なかなか気分は変わらない
ようで...
諦めなければまだ可能性はあるのに、あんまりネガティブな発言ばかりするも
ので、なんだかこちらもやる気が削がれてしまいます。

こんな同伴者はどう思いますか?
私は正直あまり一緒にやりたくありません...


Answer

意気込んで始めたので途中で大たたきしてしまうとその方もガッカリしている
のだと思います。
照れ隠しにネガティブな発言をしたり、黙って意気消沈して心配を掛けたりし
たくないので常に喋っているようにも思えます。

その方とはやりたくないのでしたらやらなくても良いのではないでしょうか?
ゴルフはそもそも楽しむものですので、それを目指すのが本質かと思います。
ただ、その方にも分かって欲しいのはゴルフは偶然にスコアが良くなったり、
ラウンドの回数だけでスコアが良くなるのではありません。

まず目指す事はスコアではなくショットの定着です。
どんなスイングでも良いので、当たったらそれを毎回やる事なのです。
100を切るのはさほど大変な事ではありません。
むしろ、自ら大たたきする内容のゴルフをされているのが原因です。

DRでチョロをしたりOBをする事がまずそれです。
スコアだけ良くするならDRを使わすにUTで出るなり、アイアンだけにする
などで100切りくらいはさほど難しくはありません。
しかし、DRを使わないと失格のような押し付けがましい人が多く、何が何で
もDRで出る事が当たり前になっているようですが、プロでも短いホールは
3Wで出たりアイアンで出る事があります。

ショットを定着させるにはまず練習場に行く事です。
偶然に当たっている状態で、しかも当日もスタートホールで初打ちと言う方が
多いのですが、定着していないスイングで練習もせずにスタートホールに行け
るほど強気ならアイアンで出る事くらいできるのではないでしょうか。

スイングが定着していないとミスが出ます。
いかにミスを少なくするかは定着度です。
その定着練習をせずにただラウンドしていても、スコアが良くなるはずがあり
ません。

しかし、20年も月一で回っていると少しずつ要領が分かってきて、当てに行
ったり置きに行く事を覚え、あまりOBを出さなくなるので100が切れる事
もあります。

また、80台で回る方達は頻繁に練習場でスイングを固めていたり、固めた時
期があり、ある程度定着されています。

定着にはまず全く同じスイングを60回3週間毎日する事です。
違う角度で振ったり、違う動きや違うタイミングやリズムで振ったのは数に入
れません。
そして、18か月間1日おきにその練習をして、正解のスイングが60回出る
まで練習するとほとんど大きなミスがなくなります。

人間はそんなに簡単に上手くなる事はありません。
パソコンのようにプログラムしたらすぐに出来て、毎回同じ事ができるような
感覚でおられる方が非常に多いのですが、とんでもないお話です。

ゴルフは楽しむものですがスコアアップはある意味修行です。
その修行を楽しみ、上達するのを楽しむ事も大切です。





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