2020年1月5日日曜日

掬い打ちでトップする


Question

ゴルフ歴1年半、平均スコア105の初心者です。

ウェッジ、アイアンのすくい打ちが直りません。
なにか意識する事はありますでしょうか。
トップばかりしてしまいます。


Answer

トップしたり当たりが薄かったりする場合はまず前傾角度を確認してください。
原因は色々とあるのですが、まず正しい前傾角度で打たないとまともに当たりま
せん。

ほとんどの方は前傾角度が足りずに棒立ち状態で打って合わせに行っていますの
で、ドライバーとPWを一球ずつ持ち替えて打つと最初の一打目でどちらかが当
たらなくなります。

若いころに70台で回っていたと言う方で、長い番手は当たるのにアイアンが当
たらないと言ってゴルフをもう辞めようと思っていたと言うご婦人がいたのです
が、単純に前傾を深くしたらその場でバシバシ当たるようになりました。

掬い打ちでトップしているのでしたら、全部の番手でトップして良いのですが、
短い番手だけの場合にはこの前傾角度が合っていない事が原因かも知れません。

次に掬い打ちを治したいとの事のようですが、これは使う筋肉が間違っています。
意識はヘッドにあって、ヘッドで球を掬おうとしているのでそのための筋肉が働
いているのです。

それを手に意識を持っていき、右上から左下にバスケットボールを叩きつけると
思って振ってみてください。
クラブを持たずにボディーターンの練習でエアーショットです。

腕は縦の動きになるはずです。
同時に体も回転させ、インパクトの形を真似て作り、トップからインパクト、ト
ップからインパクトと二つの形を往復した動作の繰り返しです。

スイングは点を結んだ線です。
体の動きはトップ時の形を点とするとインパックト時の形の点を結んだものです。
アドレスからフィニッシュまで全てを点として覚え、それを繋げれば正しい動き
になります。

ちょうど分解写真を真似ているような形になりますので、目指すプロの分解写真
を見て、まずその形をコマごとになぞり、それを繋げればスイングの形だけはほ
ぼ真似る事ができます。

そして、その繋げた動きをなぞって自然にその形ができるようになったら、今度
は速度をちょっとだけ上げてスローモーションでエアースイングしてみます。
この速度を何日も掛けて少しずつ速くして、数週間掛けて普通の速度にします。

この時に回転は体で作り、手は上から下に落とす事を意識して掬わないようにす
る癖を付けるようにします。
ヘッドで掬うのではなく、バスケットボールを右肩にしょって、それを上から左
下に叩きつける動作です。

動きを覚える時は点をなぞって線にすると言う「なぞりとスロー」を中心に練習
をしてください。





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