2020年2月9日日曜日

何度打ってもトップしてしまうのですが


Question

去年からゴルフを始めて約1年ぐらいになるのですが最近アイアン、
ドライバーなど何度打ってもトップしてしまい、ボールが転がってし
まうようになってしまいました。

自分で調べ、ヘッドアップや身体の伸び上がりなどに気をつけてい
るようにしていますがなかなか治らず困っています。
どんな事に注意したり、練習したのか教えて頂きたいです。
ご意見をお待ちしております。


Answer

トップする原因は色々とあるのですが、やはり起き上がりや伸び上が
りが多く、その原因は実はほとんどの方が気が付いていません。

スタートホールでチョロと言う方はこの類で特に要注意ですが、力ん
だり飛ばそうとするとヘッドが浮いてトップしたりチョロになる人は
恐らく基本動作が間違っていると思います。

スイングの基本は手は縦で横は体で作るのですが、手打ちのために手
で両方とも行う振り方をする人です。

アマチュアのほとんどがそうなのであまり指摘されず、そして治そう
としないのが現状なのですが、思い切り振ってもしっかりと当たる振
り方をすることが根本的な治し方です。

しかし、根本的に改造しようとすると技術的な大きな壁とそれを教え
る人が少ない事、また時間が掛かり定着するまでにスコアがボロボロ
になるために、一生治らずに手打ちで終わってしまいます。

これを応急処置として治すには左肩で引っ張らない打ち方、トップで
左肩を下げたり、スイング速度をゆっくりとするなどがあり、レッス
ンなどで良く言われる指導がこれに当たります。

次に起き上がりですが、伸び上がりや浮き上がりも含めてやはり根本
的に修正するには基本動作から改造する必要があります。

これも打ち方の勘違いがあって、吊り上げ効果や掬い打ちなど、持ち
上げるような動作で違う筋肉を使っている事が原因です。

体を開くのを勘違いして吊り上げているので飛ばそうとするほど起き
上がるのです。
したがって、これも応急処置としては飛ばさないようにゆったりと振
る事になるの一生飛距離が出ないのです。

ほとんどの両手シングルの方達はこの対処療法や応急処置でそこまで
行くのですが、片手シングルからは飛距離が要求されますので、やは
り飛ばしの技を組み込んだスイングに改造するしかありません。

パーゴルフを卒業してバーディ―ゴルフの段階に入ると、これらの間
違った振り方をしているとそれが致命傷になるのです。

本来はこの壁を作らないために、正しい振り方を最初から習得するの
ですが、ほとんどの方は我流で違う動きを固めてしまい、修正できず
に小さくまとめてしまいます。

起き上がりは典型的な勘違いですので、体の使い方を改善します。
球を下から持ち上げるのではなく、体を捻じってバネとしてむしろ腰
を引いて頭が沈むくらいに弓状に曲げて回転させるのです。

肩の開きが早いとトップし、肩の軌道がフラットに近い程トップし、
切り返しで左肩始動だとトップし、スエーで突っ込み過ぎるとトップ
し、インサイドアウトがきついとトップし、起き上がりが早いとトッ
プし、アドレスで棒立ちになっているとトップする等と、原因はいく
らでもありますので、正しい基本動作を教えてもらっていない方達は
これからその原因の全てを一つずつ修正して行くしかありません。

いかに基礎や基本動作が大切かお分かりだと思います。
30年やってもミスが無くならない人、振りに行くと当たらなくなる
人などは基本ができていない場合が多く、いくら練習してもスコアが
良くならないのです。

下手が固まる前に基本動作を習って無駄な遠回りをしないようにした
方が良いのではないでしょうか。




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