2020年2月20日木曜日

ウッドやUTはメーカーを揃える?


Question

ウッドやUTはメーカーを揃える人が多いですか?
アイアンは通常はセットで同じメーカーのものを買うと思いますが。


Answer

本来のクラブは全てが揃っていなければなりません。
これは番手ごとのロフトの角度、ライ角、長さ、重さを一定にして
一直線上に同じ間隔でそろえた物が基本です。

ところが、アイアンの流れでつくられたウッドは数十年前から長く
し始めて、もともと42インチだったものが中期には 43.5 インチ、
そして現在では45インチが基準だとして変えてしまいました。

同じようにロフト角や重量も変化させて、いかにも進化したかの如
く宣伝材料として利用し、非消耗品を毎年でも買い替えさせるため
にモデルチェンジをしてきたのです。

これによって、本来のクラブの本質である規則性や原理自体を壊し
メチャクチャにしているのが現状で、唯一揃っているように見える
のがアイアンセットなのです。

従って、アイアンはセットでしか販売していないのに対し、UTセッ
ト、ウッドセット、ドライバー、あるいはウエッジセットとそれぞ
れが全く違う規則性のない規格で作られたセット同士の合う物は店
頭ではほとんど見る事がありません。

長さ一つにしても、アイアンの流れでいけばドライバーは42イン
チなのですが、アイアンも最近は長くしてきたので43インチくら
いが流れとしてまともな長さかも知れません。

また、フックフェイスに作られたウッドなども角度をセット同士で
合わせなければならず、どうしても合わない物はグリップで調整す
るしかないのが現状です。
ライ角などは本当にバラバラで、合う物を探すのが大変です。

このようにメーカーはゴルファーにとって良いクラブを作るのでは
なく、売れる物しか作らないために、プロのメーカー離れや自分で
調整するなど製品に対しての信頼性が落ち、自分で一貫性のあるセ
ットをつくらなければならないのです。

プロが追究しているミスの幅はトウがたとえ0.5度でも浮いてい
たら思ったところに球が行きませんのでかなりシビアなものです。
しかし、メーカーが対象としているのは7割のアベレージゴルファ
ーですので、ウッドのトウが2~3度浮いていてもバレないのです。

80を切る段階になったら、ご自分で指定して調整をしてもらうよ
うにすると、このシビアな調整や帳尻合わせが可能となりますので、
それまではあまり気にしない方が良いかも知れませんね。





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