Question
私もなぜこんなことを思ったのか分かりませんが女子プロゴルファ
ーになりたいと思いました。
現在高校2年生です。
残念なことにゴルフ経験ないし、中学の頃バレーボールのWSでエ
ースをしてたけど流石にブランクがあります…
そしてどのくらいの練習量が必要か調べてみると1万時間(1日3時
間練習するのを10年続ける)らしくて流石にちょっと無理かなって
思いました。
でも、プロゴルファーの中にはソフトボールや野球からゴルフに転
向してなった方もいて、私もコツコツしたらなれるのかなって思い
ました。
でもやれるならやりたいです。
厳しいコメントでも構いません。
よろしくお願いします。
Answer
まず、夢を追う事は素晴らしい生き方だと私は思います。
夢に破れるより、夢を諦めた後悔の方が大きいと思うからです。
夢を追っている時はどんなに苦しい事があってもそれを苦労とは感
じないため、たとえ目標まで届かなかったとしてもその間の充実感
やワクワク感、そして成長を楽しむ事ができる人生になります。
ただ、良い事ばかりではありません。
壁にぶつかったり、思うようにいかずに苦しむ事もあり、その都度
障害を乗り越え、自らを成長させ、進化させる事ができるかどうか、
それに対しての覚悟があるかどうかです。
ほとんどのプロは幼少期からゴルフを初めているために、球慣れし
ラウンド慣れしており、特にショートゲームは各段の差があります。
このような軍団の中で同等に戦うにはかなり厳しい条件をクリアす
るしかありません。
ただ、ほとんどのプロは20年の歴のうち半分は無駄な事をして遠
回りしていますので、20年分を10年で達成するだけの真剣みと
充実した練習内容、そして飛距離が出る打法を最初から身に付け
る必要があります。
どんな事をしても10年は掛かります。
260Yの飛距離を出す打法の習得だけで2~3年、それを安定さ
せるだけでさらに2~3年、そしてスコアメイクするための縦距離
を安定させるのに3~4年は掛かります。
そして、試合の感覚や度胸を付けるために試合に出まくって、慣れ
るのに2~3年は掛かりますので、それからプロの試験を受けて上
位で通過するくらいまで腕を磨く事も条件の一つとなります。
そして、プロの試験はあくまでも通過点ですので、通過してから試
合に出られるだけのレベルになり目標はシード選手です。
それだけの実力を付けてからプロ生活をせず、ギリギリで通過する
だけの小さくまとめた仕上げで資格を取っても、シード権を取る事
はほとんどできません。
いかに無駄な遠回りをしないか、そしていかに効率の良い上達法で
練習をするかで運命が決まってしまいます。
この10年間は趣味や遊びなどは何一つできません。
全てを犠牲にしてゴルフ一本で死に物狂いで集中して没頭できるか
どうかで勝敗が決まります。
毎日3時間と言うのは誰が言ったのでしょうか?
現役のプロでも毎日8時間練習している人がいる中で、3時間とは
最低であって、芝からのショット練習や寄せなどができる時などに
は12時間でも練習しなければなりません。
これができるかできないかで夢が叶うかどうかが決まります。
最短の上達法を習ったらあとは全て自分しだいです。
ゴルフは再現性ですので、同じ事が何度もできなければなりません。
プロになってからスイングを改造したりしている余裕はありません。
ほとんどの選手がそれに迷い、改造して失敗し、再現性を犠牲にし
て脱落しています。
また、飛距離のない選手はスコアメイクでの限界が来ますので、そ
れも致命傷となります。
それにはいかに最初から飛距離の出る打法を習い、余計な事はいっ
さいせずに最短で再現性を高めるしかなく、試行錯誤したり遊び感
覚で身に付けるリフティングなどの練習をしている暇はありません。
それには飛距離の出る打法を教えるコーチと10年計画で取り組み、
それに掛かる費用を出してもらえるかどうかも条件となります。
これら全てが揃って初めてプロで生活をして行くという目標が達成
される可能性が出てきます。
途中で諦めて小さくまとめたり、応急処置や対処療法でその都度対
応するような中途半端なゴルフでギリギリで苦しむのではなく、根
本的に揺るぎないしっかりとしたスイングを完成し、文句ない内容
でプレーできるようになってから試験を受ける事をお奨めします。
果たしてその覚悟があるでしょうか?

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