2020年7月21日火曜日

飛び系アイアン 5番6番も打ちやすいですか?


Question

飛び系アイアン 5番6番も打ちやすいですか?
ネットの試打動画では7番アイアンが多いですが、練習量の少ない
アマチュアでも飛び系アイアンの5番6番も打てるものですか?

ロフト立ってるので7番までは打てても、5番6番は難しい気がします。
自分は長めのショートホールでウッドやハイブリッドを使ってミスが
多いので、5番アイアンで200y近くまで狙えるなら飛び系アイアンに
も魅力を感じます。


Answer

クラブ事情をもう少し勉強してください。
メーカーや販売店と関係のあるプロや工房は販売方針に一切逆らえな
いのでどこにも真実が書かれていません。

私はどことも契約はなく、この30年ほどクラブの変化を見て来てい
いますので、真実を語る事ができます。

飛び系アイアンとはロフトを立てた番手ずらしのアイアンセットです。
PWは昔は52度あったのですが、今は42度ほどの物まで出回り、
2本~2本半分立ててしまっています。

これは男性ゴルファーの本能をくすぐる販促テクニックです。
飛びさえすれば良いと思っている人が多い事で、昔の2番アイアンに
5番と言う番号を付けただけで売れるのです。

5番で200Y飛ぶのと2番で200Y飛ぶのでは同じロフトでも5
番の方が嬉しいですか?

最近は1番とか2番アイアンがありませんし、3番や4番ですらセッ
トに入れなくなりました。
その昔も1番アイアンはほとんどの人が打てなかったので、今で言う
3番や4番が打てないと言うのと同じです。

また、ハイブリッド(ユティリティー)はスイートスポットが大きい
事で多少芯を外してもそこそこ飛ぶため、シャフトが長く作られてい
ます。
これは元々の規格の42インチから長い方が飛ぶと宣伝して年々少し
ずつ長くし、現在は45インチが標準だとして販売しています。

そしてドライバーだけ長くするとバランスが悪い事からウッドも長く
したため、ハイブリッドはウッドとアイアンの間で長さが中途半端に
なって、結局ウッド系の長さに合わせたためにアイアンと同じロフト
角でもシャフトが長くなっているのです。

アイアンは目標の距離を打てるのが理想で、飛べば良いと言うもので
はありません。
いかに同じ距離を再現できるかでスコアが決まりますので、飛び過ぎ
はミスとなります。

タイガーウッズはPWが49度だとか聞きます。
また、DRのシャフトも44.5インチとアマチュアよりも短く、そ
の昔は43.5インチでマスターズに優勝しています。

クラブは進化ではなく変化しているだけで、この数十年間ほとんど変
わっていません。
使い慣れたクラブが一番ですので、クラブでスコアを買おうとするの
は如何な物かと思います。





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