2020年8月6日木曜日

フォーム修正について


Question

トップでシャフトがクロスして切り返しでシャフトを立ててしま
う癖があります。
原因もわかっており、素振りでは修正することができますが、い
ざボールを打つと癖がでてしまいます。
体に正しい動きを馴染ませるためにはボールを打たずにひたすら
素振りのみ行う方が効果的でしょうか?


Answer

はい、その通りです。
と言うかそれしかありません。

良く特効薬を探している方がおられるのですが、そんなものはあ
りません。
早く諦めて気づく事です。

ゴルフは再現性です。
毎回同じ事をしなければならず、迷っていたり、いじり過ぎる事
もその再現性を落としてしまいます。

クロスになってアップライトに上げるのは中期頃の主流で、その
時期はそれが正しいとされていました。
したがって、わざわざ再現性を崩してまで改造する必要があるか
どうかです。

ただ、癌となる悪い癖は早い段階で修正しておかないとその癖が
原因で飛距離が出ない、あるいは癖球が出たり壁が出て来るなど
の弊害がありますので、再現性だけを求めると小さくまとまって
しまう事もあります。

クロスに上がってシャフトが立って降りて来ると言うのは、現在
流行のシャローとは逆なので、その流行を追いたくなる気持ちは
分かりますが、それを修正するとなるとそれが原因で再現性を崩
してしまう事があります。

トップの位置を変えたりする事は修正と言うより改造です。
軌道が変わるほどの改造は再現性を崩しますので、最初は空振り
するほどの症状は覚悟する事です。

どうしても改造するのでしたら、仰る通りにトップの形を作るド
リルを1万回行う事です。
手の位置、ヘッドの位置を全く違うところに上げる事になります
ので、球などを打っている場合ではありません。

鏡を見ながらエアーで上げたい位置にまず手が上がるかどうか何
も考えずに朝一で何度でも同じ所に上げられるかどうかを確認し、
それからクラブを持って今度はヘッドの位置です。
毎日60回、21日連続でこの作業をする事で、初めて球を打つ
くらいの覚悟が必要です。




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