2020年9月20日日曜日

右手主導?左手主導?どっち?

 

Question


スイングは右手主導?左手主導?どっち?

どちらもメリット、デメリットありますか?


右手主導、左手主導による

メリット、デメリットを教えてください。


Answer


打法によって全て違います。

手や腕、体、腰、脚などの使い方の全てが違います。

それぞれの流派によって型となるフォームが違いますので、

ここでは世界に通用するキャリーで300Y以上が出せる

打法に限定してお話をしたいと思います。


左手と右手はそれぞれに仕事の分担があり、どちらが主導

でどちらが補助と言うのではなく、それぞれに役割が違い

ます。


両手の役割はリヤカーの前と後ろで、左手は前から引っ張

る人、右手は後ろから押す人と仕事の内容が違います。

左手は引っ張りながら軌道を決め、右手はパワーを入れる

ことが仕事です。

したがって左手で引っ張っただけではパワーがなく、右手

で押しただけでは方向が定まらなくなります。


左手は左の腰から左の脇、左肩、左肘、左手首と左側の全

てに張りを作り、下から上へと回転を伝えていきます。

これがムチ効果で各部位間に時間差ができて、ヘッドがム

チの先となってパワーが増幅されます。


この際に体は曲線を作り弓の形になってパワーをタメます。

これ以上伸びないというほどマックスに伸ばして、それを

縮めるパワーと、さらに回転させるパワーの両方が重なっ

てムチ効果が現れます。

したがって、左腕で引っ張るのではなく、体全体で肩を回

転させながら吊り上げを行う事で結果として引っ張ってい

るのです。


右手は引き落としでグリップエンドの突き刺し、そしてロ

ーテーションをさらに増すために後ろ倒しをしたり、ビジ

ネスゾーンからは落とし押し、インパクト付近では押し込

みやアンコック、ローテーションのリリースにパワーを入

れます。


飛距離を出すには両手とも使うのですが、普段のフルスイ

ングやコントロールショットはそれらの力をそれぞれに2

~3割程度にし、いわゆる脱力と言う振り方でタイミング

を合わせます。


そして、いざと言う時に振りに行く時はこれらの動作をそ

レぞれ7~8割にパワーを入れます。


この両腕や両手をマックスに使い、体をほとんど使わずに

270Y程度は若い筋肉のある男性なら出せます。

これに体や脚の動作を主体にスイングするとキャリーだけ

でも300Y~320Yは出せると言うのが現在世界の主

流の打法です。




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